茶の湯放浪記

茶の湯放浪記

田舎に住む、普通のサラリーマン茶人のおろかな日々を綴っています。
ご一笑頂ければ幸いです。
筆者は坊主頭ですが毛髪の事情によるもので、寺とは関係ありません。

日曜日の午後1時から4時頃までウチの道場として借りてる武道館で、遠方から偉い先生方に来て頂いて、居合の合同練習会があってん。
今回は、最初から最後までF先生が付きっきりで色々と指導して下さって、前にも教えてもろた業は基本から直してもろたり、新たに教えてもろた業には初めて聞く話もあっ、ものすご勉強になったわ^ ^


【抜刀】

「鞘引きが出来てないわ。刀を抜き切る直前の切先一寸の体勢を覚えて、そこまでキチンと引くように。」

「抜刀する時に前傾する癖があるから直しな。」


【大血振り】

「止めの太刀の振り下ろした切先の高さのままで横に持って来るんやで。そして手首を返しながら敬礼するんや。ほんで中指がこめかみに当たったら、ちょっと上に上げて大血振りするんや。振り下ろした切先は右膝の前やけど、アンタのは近過ぎるわ。もっと前や。」


【横血振り】

「横血振りも鍔の位置が、もっと前や。膝より前やなかったらアカン。」


【納刀】

「もっと、ゆっくり鞘を引くんや。サッと引いたら流れが切れるやろ❓ゆっくり引いて、引き終わると同時にサッと納刀するんや。鞘を引き切って、鯉口がちょっと傾いとかなアカンし、中指の真ん中で握って鯉口は小さくせなアカン。三分のニくらい刀を納めたら、後は鞘を送って臍の前で鍔に当たるんや。」


【受流】

「左肩を落として敵の刀を受け流すんや。」

「残心の構えの時、左手はもっと手首を立てて左肩の前や。ほんで刀の物打ちが右膝の上や。ほんで右手を持ち替えて切先を前に放り出す様に旋回して納刀するんや。この時、柄頭は右から左に笠方を描くで。」


【介錯】

「刀を抜きながら、立ち上がりながら、刀の下に頭を潜らせて構えるんや。これは切腹人に恐怖を抱かせないための配慮や。」

「振りかぶった時、右手は頭のちょと上やで。ほんで刃は上向やなくて、ちょっと横に倒すんや。」

「右足を真っ直ぐ前に出してから、右手に持った刀を振り下ろすんやで。必ず足が先やで。」

「刀は右膝の前に振り下ろし、左手は右手にくっつけて切先を止めるんや。くっついたら、それ以上は刀が動かんから、首の皮一枚が残せるやろ❓右手と左手がくっつくのは、この業だけや。」

「意識せんかったら、ついつい切先は正中線に行ってしまうから気をつけるように。」


【付込】

「残心前の振りかぶりの際の柄頭の位置が額の前になってるけど額の上やで。」

「刀身を懐紙に見立てた左手で拭う所作の時、左手は指先を揃えてしっかりと開き、

右手はしっかりと柄を握るんや。」

「その後、刀を動かして左手が刀身の真ん中まで来たら、右手で持った柄を柄を股間の前に下げて、刀の棟を左鎖骨に乗せる。ほんで空いた左手で鯉口を探して納刀するんや。」


【月影】

「敵は目の前まで来てるんやし、両手の内小手を斬りたいんやから、踏み込んだらアカンで。一足前に出すだけて、刀の物打ちて敵の両内小手を受けるとか押す感じや。」


【追風】

「両腋を締めて、右手で柄を押さえて、刀を抱えるような心持ちで右足を「半歩」踏み出すんや。」

「ほんで左足を一歩踏み出して、右足が左足を越えない歩み足を三歩ほどして、右足を踏み込んで抜刀するんや。」

「両腋を締めるのは。走ってる時に刀が動かないよ様にするためや。」


【抜打】

「抜刀は、もっと右横に刀を出すんや。ほんで切先一寸まで来たら上に抜くんや。斬り下ろす時は無理に跳ばんでもエエで。振り下ろすと同時に足を開くだけでエエわ。」


【浮雲と颪の時の、刀身の持ち方】

「親指を樋に添えて、人差し指を棟に添えて持つんや。」


【浮雲と颪での、切先の抉り方」

「ひらがなの『し』の字を書きながら手前に引くんや。刀は引きながらやないと切れへんねん。」


【浮雲】


「立ち上がる時。ちょっと袴の右裾を上げるんや。その時、袴の裾は指先で摘ままんでもエエで。」


【颪】

「柄頭を一旦下げて敵に取られない様にして、『の』の字を書く様に旋回させて、敵の顔面(鼻柱)を柄頭で叩くんや。山から吹き下ろす風を颪(おろし)と言うやろ❓せやから高い位置から降ろさなアカンねん。」

「刀身を持つ左手が遠すぎるわ。もっと手前で持つように。」

「引き倒した後に振りかぶる時、左手で刀身を跳ね上げるや否や、柄頭を左手で持って固定する。それと同時に右足を正面に向けて、右足に左膝を寄せるんや。」


【滝落】

「座ってる時点で異変(敵が鐺を取ろうとしている)を感じてるんやから、座ってる時点で柄頭を右に45度捻り始めるんや。ほんで立ち上がって、左肩越しに敵が見えるくらいに体と刀を左に45度開くんや。

ここまでは、ゆっくりでエエわ。45度開くや否や、素早く左手に持った刀を右肩に寄せて、鐺を左足で隠すんや。」



【霞】

「一刀目で敵の目を切った後、刀を下げて刀を持ち替えるんや。手首を返すんと違うで。掌の中で柄を回転させて刃の向きを変えるんや。ほんで敵の脛を斬りながら左膝を前に進めるんや。ほんで振りかぶりながら、また掌の中で柄を回転させて両手で斬り下ろすんや。そんな事するのは、この業だけや。」


以上です。

先生方、ご指導ありがとうございました‼️



今回投稿した動画は、こんなん。







私が学んでる無双直伝英信流(正統会)と、それが所属する全日本居合道連盟(共通の業)は数え方にもよるけど、合わせて60本の業があるねん。


私が勝手に番号を付けたんやけど、これは「正座の部」11本、「立膝の部」10本、奥居合の居業(立膝)の部8本、奥居合の立業の部11本、抜刀法・基本の形7本、抜刀法・奥の形4本、番外4本、全日本居合道連盟刀法5本の順番に並べたもんなんや。


で、何が言いたいかと言うと、

「このシリーズはNo.60まで続きます。」
最初に投稿したのがNo.15の浮雲で、次がNo.30の壁添。

それ以降は1から順に投稿してんねん。


我が家は撮影してくれるのが娘しかいなくて、撮影も投稿も週一回3本だけって私が決めてんねん。

まあ、娘もアホな事に付き合わされて迷惑やろし、視聴者の方も一気に大量に見るのは辛いやろし^ ^


今までに14本の業を投稿したから、残りは46本。

まだ約15週(約4ヶ月)、楽しめそうやわ^ ^


それとショート動画を作ってみて判ったんやけど、私の業が未熟なせいかも知れんけど、BGMが無いと観てられへんなあ^ ^


てかBGMがあると下手なダンスの一種みたいで、観てられるわ。

またBGMの音楽で動画の印象が全然変わるのも不思議やなあ。

お陰で最近、ショート動画用の音楽を探すと言う趣味が増えたわ^ ^

ああ、オモロい。

では、また。



介錯(かいしゃく)と言うのは、こんなん。

名誉の死を賜った切腹人を早く楽にしてあげる為に、慈悲の心持ちにて首の皮一枚残して首を切る作法で、公の場での演武は禁じられてるんや。

罪人の斬首ではないから、不謹慎て事やろなあ。

それでも刀を扱う者の心得として我々は稽古するんや。


この業の最大のポイントは構えたときに刀と鞘が前から見ても、上から見ても平行にする事なんやけど、出来へんなあ^ ^



付込(つけこみ)と言うのは、こんなん。

敵が切って来たのを受け流し、敵が体勢を崩したところを軽く切り、慌てて引くところをしっかりと切る。

ほんで残心した後、血に濡れた刀を懐紙で拭う所作をするんや。


月影と言うのはこんなん。

右斜め前から襲って来た敵の両腕の内小手を、立ち上がりざまに同時に切るんやけど、私の切り方では右腕の外小手しか切れへんて、先生方にいつも言われるわ^ ^


ちなみにBGMには、例によって何の意味もないで^ ^

では、また。