なんだか

パレードのことを書きたくて書きたくて仕方なかったのですけどね








だけど






どの言葉も


なんだかあの瞬間が薄まる気がして
うまく書けずにおりました。











そのくらい








帰ってきてからも


そして今も








あの瞬間が私の心を温めているのです。



























まずこのkyotographieは
京都の様々な場所で世界中の写真家の方々の展示が行われていて


パレードのスタートは
shining_womenの展示してるギャラリーから。










































写真集で何度も何度も見ていた
闘う女性たちと初めてお会いすることができて

この時点で感無量。













私達は展示してある自分の写真を持ち

そのご家族やプロジェクトに賛同する一般の方たちが
旗や私達が書いたメッセージプラカードを持ってくださり

パレードがついにスタート。














今回ブロ友さんが2名パレードに参加してくださることになって

それを知った殿村さんが
じゃあ横断幕持ってもらいましょう!!と言って

究極先頭で横断幕を持つ大役をお願いすることになりました。














































































体の傷



心の傷



髪の抜けた姿














生きている者すべてが自由に生きられる社会になることの願い、祈り

そして自分自身を自由にするために


全てをさらけ出す私達の姿に













見てはいけないものを見たような顔をする人もいたし

興味をまったく示さない人もいた。















だけど






























ふと振り返ったら








パレードのために車をすべて止めたあの京都の街の大きな大きな交差点







泣きながら笑っている
病気と闘い、自分と向き合うみんなを

西に傾いた陽射しが優しく照らしていました。





























家族や賛同してくださる一般の方が

私達の伝えたいメッセージ、思いの込めたメッセージの書かれたプラカードを

みんなに見えるように掲げてくれていた。





























私の前には


このブログで知り合えた仲間が横断幕を持ち

このプロジェクトを一人立ち上げ、この日まで血の滲む努力をし思いを走らせ続けた殿村さんが

涙をこらえ大きく大きく旗を振っていた。














私も涙が止められませんでした。














沿道から手を降ってくれる人

車やお店の窓から応援してくれる人
















あの瞬間の温度




確かに響き合う何か












私はきっと

いや



絶対に一生忘れない。

































そしてゴール地点の市役所前に到着すると

集まっていた人たちが私達を大きな拍手で迎えてくれました。

























そしてみんなで壇上に上がり

最後に殿村さんのスピーチ。











ここいる闘う女性達、そして天にいるシャイニングウーマンたちに称賛の拍手をお願いします



そう何度も何度も
涙を流しながら言ってくださいました。












写真集の中にいる


闘いぬいた、もう会うことのできない仲間。

今も様々な現実と闘う女性たち。















女性性は臓器によって決められるものじゃない。

無意識に刷り込まれた女性像からの解放。

性も生も自由。











乳房がなくても

子宮がなくても

卵巣がなくても

子供が産めなくても

髪がなくても






生きようとする
生きているその魂の輝きに

かなうものなどない。












癌になりたくてなった人なんて誰もいない。



それなのに隠さなければ生きづらい現状。






すべてが社会のせいじゃない。


社会を作っているのは
私達人間だから











病気でもそうじゃなくても
目に見えるものも見えないものも

みんな何かを抱えて生きている。









そう気づけたら


隣に目の前にいる人の苦しみに気づけたら







きっと

それが自分を周りを

そして社会を世界を温めていくんじゃないだろうか。










私はそう信じています。












そう

悲しみの
絶望の一歩先。向こう側。

















横断幕を持ってくださったブロ友さんが言った











「一人じゃなかった」










その言葉が忘れられません。















みんなさ





辛かったよね


頑張ったよね


孤独だったよね


今も不安だよね












だけど


大丈夫。












ひとりじゃない。




ひとりじゃないんだよ。










遠い場所から

この小さな画面の向こうから


応援してるみんながいて
祈り、願う人たちがいる。













そのことに


強く強く気付かされる








そんな日になりました。












今は関係ないと思ってる人も

なんだか別の世界の話だと思う人もいるかもしれない。




私だって病気になる前は
きっとそうだったから。










だけど

これはガンという病と闘う人だけじゃない。


殿村さんが訴えたいのは

何かを抱えるすべての人に
真剣に考えてほしい、感じてほしい。
そんな広く深い意味のあるプロジェクトだと思っています。






































どうかどうか





届きますように。