柿の種事件のあと

私の症状はどんどん悪化し



病院から言われてた
こんなんなったら連絡くださいね~


こんなんに全力でなったので連絡したところ

病院に来た方がいいかもと言われ



でもその時点で
水も薬も飲めずに脱水状態になっていた私は

意識も曖昧でめまいもひどく立つことも出来ず


旦那と母がパニックになり




救急車呼びましたゲッソリ




大げさに思われても仕方ないのですが
そのくらいの事になってしまっていたのです



生まれてはじめての救急車🏥🚑




あまり記憶はないけど

下は毛玉だらけのスエットに
上はなぜかキャメルのニットという


斬新なファッション真顔




そしてノーブラ真顔


運ばれるとき、遠い意識の中

なんか恥ずかしい…




いや、救急車乗る人なんてみんな具合悪いんだからそんなバシッとした人逆にいないわ!

ってわかってるんですけどね



とりあえずすごいイケメンだったらショックだから目はずっと閉じてました。

(結構元気やないか)




そして病院について

救命の方たちに色々質問をされ


夜間だったので主治医はもちろん居なく

夜勤の先生が主治医と連絡をとってくれ
色々と処置をしてくださいました





みんなものすごく優しくて


「辛かったですね~初めての抗がん剤でびっくりしたよね~うんうん」なーんて
優しい顔で優しい声で先生が言ってくれて




思わず号泣笑い泣き笑い泣き笑い泣き





そうなんですー
怖かったんですー



実は事前に

もし具合が悪くなったら
入院とかさせてもらえるんですか?

なんて質問を主治医にしていて


  
そしたら


そんな人あんまり居ないけどね~はは

まぁ家族がびっくりして病院連れてきちゃうことはたまーにあるけどね~

死にませんからね~別に

まず夜は僕居ないので
病院来ても状況がよくわからない先生があれこれ無駄な検査とかしちゃうので

出来れば昼間に連絡くださいね
と言われていた




なのでなんだかとっても病院に行きづらく…


こんなことで救急車使うなよ真顔

みんなこれ我慢してるんだよ真顔


大袈裟な奴だって絶対思われてるわー!!
ほんとにすみません~!!って感じで



みんなに影で絶対文句言われてるわチーン

と思ってなんだか孤独な気持ちだったので



優しい声をかけていただいたとき


ものすごくものすごく嬉しかったのです。
ありがたかったのです。



救急の場所で数日入院させてもらい

次の日の朝主治医が来て



「来ちゃったね~!」と一言。




す、すいません…

(来たくて来た訳じゃないんすけども…)

 
「まぁでもね、こんな感じなのよ辛いけどね
でもちょっと次は考えないとだね、またこうなっちゃうと困るし」

 
(そ、そんなんですね…なんかすみません…困らせちゃって…)


と、どんどん心を閉ざし!笑



すぐにでも帰りたかったけど


吐き気止めの点滴も効かず

丸2日間水もほとんど飲めない状態が続いて

もちろん動けず

体重は3キロ落ち

(見たことない骨が浮き出てきた笑)



3日目に乳腺科の四人部屋にうつされました


でも3日目からは栄養の点滴はしてくれず
多分食べなくなるからなのかなぁ


ご飯の匂いだけでオエオエなるけど

頑張ってキウイだけ食べてみる。

そして吐く。


ほらね?

(ほらねってなに)




そんな状態ではあったけど


主治医が毎朝6時過ぎにきて 

「いつ頃帰れそう?長くても金曜日までかな」と言うので


早く帰って欲しいんだろうなと思い



三日目には



「今日帰ります!」


かぶせ気味に言ってやりました。



先生「無理しなくてもいいよ?帰ってまた具合悪くなっても家族も大変だし、また来ることになってもねぇ」




「いや、大丈夫です帰ります」



全然大丈夫ではないですけどね


でも点滴もしてないし
ただ寝てるだけならもう家でいいわってなって



なんかみんな帰って欲しそうだし

もういいですわ真顔
と完全に心シャットアーウト。



そうゆうつもりじゃなかったのかもしれないんですけどね


おかんに「帰る!」と
連絡して迎えに来てもらいました



車椅子で吐いてもいいように袋をかかえ

なんとかタクシーに乗せてもらい帰宅。



色々みなさんのを見たり聞いたりしてると
あたしくらいひどい人はあんまり居ないんですよねきっと



だからこれから治療の方これ見てビビらないでくださいね!!





そもそも私

ずーっと前からずーっと胃が痛くて


気持ち悪くてご飯が食べれなかったりするくらいの時も多々あり

胃カメラ飲みにいかなきゃなぁと思ってた矢先にこんなことになって

一気に治療が始まってしまったので

胃の影響もあるのかもしれません。



何か気になる部分があったら
抗がん剤の前に調べて治した方がいいですね





そして
退院してお会計を見ると、10万円越えポーン



感染症の可能性があるために個室を2日間使ったのと

夜間の救急の分と薬となんやかんやですね


もう具合悪すぎてその時は
へーまぁいいやカードでいいすか?
はーいどーもーみたいな感じでしたけどね



数日後遠い意識の中
「10万円…た、高い…笑い泣きでも救急の方たちの優しさに払ったと思おう」と




最後に言わせていただきたい。




本当に辛かったんですゲロー




私病院嫌いだし

こう見えて(みんなあんたを知らんわ)


人にはあまり迷惑をかけずに生きていこうと心がけているタイプですし


大袈裟じゃなくオーバーなつもりもなく
本当に死ぬと思ったんです笑い泣き



こういうものって個人差がだいぶあるし

その人にしかやっぱりわからないんですよね


お医者さんもその人にはなれないから



やっぱりわからないですよね



痛みも苦しみも
その人にしかわからない



けれど

その痛みを理解しようと寄り添ってくれる

ただそれだけで私たちの心は
どんなにどんなに軽くなるか



わがままでしょうかね

ちょっとナイーブになってきたので
今日はここまでにいたしましょうか




追伸

うちのおかんは病院で運ばれた夜
パニックになり、泊まりこむ!と言い出し
断られ、ぶちギレていました。笑


具合悪すぎて止めれずチーン
声にならない声で「いいから…大丈夫だから…
と伝えました



放任すぎるくらいの教育で育ったのに

(子供にあまり興味がない?)


なんだか最近おかんの愛を感じます。

(ちょっと変形した愛ですが。笑)