鳥海山は三角形(円錐)の姿をしている。火山の姿は溶岩の種類によってほぼ決まってくる。

 

玄武岩は地下のマグマがそのまま地上に噴出したもので、暖かく流れやすい性質がある。そのため水分の多い温かいカレーライスに似ていて、低く平らな山になる。流紋岩の山はガラスに似て流れにくく、冷たいカレーライスのようにうず高く積もる。安山岩でできいる鳥海山は玄武岩の流れやすさと流紋岩の流れにくい性質の中間の性質をもつため三角形に積もる。(富士山は安山岩の山が数個積もった上を玄武岩がおおい特別な姿をしている)

鳥海山は溶岩を噴出し、次に火山灰を拭き上げることを何度も繰り返したため溶岩と火山灰がサンドイッチ状に積み重なっている(成層火山という)。一の滝は火山灰が積もっているのが見られ、二の滝は溶岩が見られる。

鉾立の登山口付近からは成層火山の地層が見られる。