2023年初のNEXUS朗読会が、横浜市港北図書館で行われました
今年も、朗読活動スタートです
新年1回目のラインナップはこちらです。
「正月の三つの音」作・宮本輝
「初雪のふる日」作・安房直子
「冬の足音」作・藤沢周平
「うばすて山」作・春風亭小朝
の4作品
私は、トップで「初雪のふる日」を1人で読んで、
最後にメンバー全員で読んだ「うばすて山」で、おばあさん役をしました。
「初雪のふる日」は、
作品としては、”秋の終わりの寒い日、初雪のふる日”のお話ですが、今年の干支が兎が出てきます。
そもそも、メンバーに「自分には合わないから」と、原稿を頂いた作品で、
正直、そんなに話の中にドラマもないし、大人が聞いて面白い作品かと言われるとで
大人向けの朗読会でどう読むか、かなり難しかったです
途中、中弛みするところはカットしようかとも考えたのですが、
全部読んでも14分程度。
だったら、カットして話が面白くなる訳でもないので、ちゃんと作者が書いたように読むべきだろう
と、全文読む事にしました。
※注 ちなみに、このお話は、現在小学校4年生の教科書に採用されていて、
子供達が読むと、また全く別の感想を持つのではないかと思います。
どうして教科書に採用されたのか、その理由を探ると、それは「ほほう!」と、別の方向から作品が眺められて面白いのです。
朗読作品として面白い面白くないは、あくまで私の感想ですので、作品が悪いという事ではありません。
練習では、少しでも聞き手が聞き飽きないように、
”読みとリズムの変化で聞かせられるように”をテーマにしました。
うさぎ達の歌声が何度か出てくるし、
主人公の女の子のセリフは、リズムをつけやすい語数で書かれているので、
その辺りは、工夫が出来る作品です。
読みの上手さで聞き手を繋ぎ止められる超熟練技
そんなのは、到底身についていないのですが、
自分なりの演出を再現出来るようにを目指しました。
いい勉強になりました。
次は、お話の面白さに頼ろうと思います
「うばすて山」は、「菊池寛が落語になる日」に、収録されている作品で、
菊池寛・作「うばすて山」を春風亭小朝さんが「落語にしたら」と書いた作品です。
聞き手に考えていただける謎かけがあって、聞くだけでなく、考えて楽しめる作品です。
朗読会で余興的に使える作品だと思います
さて、今年も無事朗読活動スタートしました
1年後、さらに進歩しているように頑張ります
来てくださった皆様、本当にありがとうございました