今日は、この界隈で1番のお気に入りの「吾妻橋藪蕎麦」サンを訪れる。
開店と同時に入店し、辛うじて二人席に通していただいた。

先ずは蕎麦前を…
小雨混じりの肌寒い日だったので、菊正宗の上撰を燗にしてもらい鳥わさを注文した…

白磁のお銚子と盃に、蕎麦味噌が小さな猪口に入って花番さんが持って来てくれる…

蕎麦味噌を舐めながら、燗酒をちびちび呑む…
小鉢に湯引きした笹身をいい感じの大きさに切り分けて、山葵醤油で和えて三つ葉と刻み海苔をトッピングしてある。

鮮度のいい笹身が鮮烈な山葵の香りに三つ葉と海苔の香りが相俟って上品な味わいだッ

頃合いをみて、花番さんを呼んで「胡麻せいろ」を注文。
蕎麦は最初は何もつけずに口に入れて香りを確かめる…
この時期にしては香りが豊かで
、胡麻汁を少しつけてすすると香ばしい胡麻が香りたつ…

蕎麦湯は銅がねの急須にたっぷり入っていて、やや白濁でこの蕎麦つゆを少し加えて呑むと蕎麦つゆの鰹の旨味とゴマノ香りが相まって実に旨いッ

これで終わってしまっては悔いが残る…
続けざまに「掛け蕎麦」を注文…
まさに江戸前藪蕎麦を堪能させてもらったッ

夜は「賛否両論」。
奇跡的な予約…
こちらはオーナーがメディアに多々でている予約のなかなか取れない人気店。

料理はお任せコース。
料理は旨いが、予約が取れなくなるほどの魅力は感じられなかった。
期待し過ぎたのか…

料理長が丁寧に挨拶に現れた。
主は名古屋に出掛けているそうな…

接客はとても洗練されていて、迎えのタクシーまで見送っていただいた。

予約が取りにくいので、僕の再訪はなさそうだ…