夕張に行ってきました | YASUBEE's鉄道写真ギャラリー

夕張に行ってきました

こんにちは。

また久しぶりの更新となってしまいましたが、10月2・3日の2日間、北海道の夕張へ行ってきました。

 

来春に、石勝線支線の新夕張~夕張間が廃線になるという事で、最期の機会と思ったのですが、本来は9月に行く予定が台風などのために延期していたものです。

 

中部国際空港から新千歳空港へ飛び、そこからはレンタカーで初日は三笠鉄道村へ立ち寄ってから夕張へ。夕張で一泊して沿線の撮影や観光地を回って新千歳へ戻り、また空路で中部国際空港へ戻るというコースでした。

 

石炭鉱山があってSLが走っていた時代は知っていますが、当時は金銭的にも行く事が出来なかった場所で、今回が初訪問です。

 

 

1日目の夜に撮った夕張駅です。

バックは巨大なリゾートホテルですが、昼間は通るたびに前に車が止まっていて、全景を撮れなかったのが残念です。

 

 

リゾートホテル側から朝撮った光景です。

始発列車が停まっています。

 

 

こちらは、鹿ノ谷駅です。

駅構内に掛かる歩道橋の上からです。

夕張鉄道線が接続して、貨物ヤードがあったのが嘘のような光景です。

 

 

こちらは、清水沢駅。

やはり駅構内にかかる歩道橋からです。

大夕張鉄道線が接続し、やはり貨物ヤードがあった形跡は感じますが、物悲しい印象です。

 

 

南清水沢駅です。

踏切からです。

 

 

沼ノ沢駅です。

真谷地炭鉱専用線が接続していた事が想像できない光景です。

 

夕張市の財政的危機はご存知の方が多いと思いますが、1960年に116,908人の最多人口を記録した市も、今は僅か9,317人(2018年3月)で、もう市と言える規模ではないと思います。

 

石炭産業から観光産業への転換を目指したものの破たん。
リニューアルした夕張市石炭博物館へは行きましたが、その周辺にあったレジャー施設や物産館、レストラン、軽便鉄道、公園などは全て無くなってしまいました。博物館内には食事する場所や土産物コーナーも皆無です。

 

夕張駅前の屋台村も、最終列車が出る午後7時半には閉店。
辺りに飲食店は殆ど無く、駅前の立派なリゾートホテルと日帰り温泉施設が煌々としているのが奇妙な感じもします。駅付近に唯一あるコンビニのセイコーマートも午前0時には閉店です。

 

夕張メロンの出荷時期は違うかも知れませんが、駅に土産物らしき物はあるようですが、ありがちな地元のお菓子類は皆無です。

新夕張駅の近くに、スーパー併設の道の駅がありますが、夕張メロンバームクーヘンが唯一この道の駅のオリジナルで、夕張の名前が付いた北海道土産で有名なメーカーの品は、新千歳空港でも並んでいました。

 

食品スーパーが清水沢駅付近に3店ありましたが、いずれも閉店時間は午後7時から午後8時頃まで。個人の食品店は見かけませんでしたが、人口が多かった頃は様々な店があった事を想像させる閉まったお店はあちこちにありました。

 

廃線という事態にならなければ訪問しなかった地だと思いますが、煌びやかだった街の変わりようは、前に軍艦島を訪れた時に見た光景を思い起こさせました。

列車の利用者は限られているので、廃線になっても大きな変化は無いかも知れません。ただ、名古屋に居ては感じない地方の過疎化を垣間見たのは貴重な体験だったと思います。

 

撮った写真は追々載せていきたいと思います。

 

2018年10月2日・3日撮影。

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