中秋の名月であるこの日、伊勢山皇大神宮 と共に
成田山の横浜別院である延命院にお詣りさせていただきました。

野毛山不動尊の名で親しまれるこちらのお寺は、
横浜開港の頃(明治3年・1870年)、易断で名高い高島嘉右衛門の協力により、大本山成田山新勝寺の
横浜別院として建立されました。

ご本尊である不動明王像は、徳川家の秘蔵仏であったものだそうで、
元禄年間、成田山へ徳川家より累代祈願を懇願された際に賜ったもので、
300余年、成田山塔中に奉安され毎朝欠かさず祈願累代に及んだ不動明王像でしたが
別院開創にあたり、ご本尊として勧請されたそうです。
聖宝(理源大師)の作と伝わっています。


今回は本殿側から車で伺いました。高齢の父と一緒の伺った事もあり、
急な階段は難しかったため、本殿のみの参拝となりました。


こちらのお寺は、開創145年大祭記念事業として新本堂建立を控えており、
10月7日にはご本尊も本堂下の成田山水行堂に移られるようで、そちらを仮本堂とされるようです。
現在の本堂を建て替える前にお詣り出来て良かったです。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-延命院2


また、本堂の中では、お寺の歴史をまとめ写真などが展示されてましたが、
以前は境内からは横浜の街が一望出来ていたようですが、
現在は横浜の高いビル群が望め、歴史と街の発展を感じました。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-延命院1



近代的な本堂へ変わるとまた印象もガラッと変わるのでしょうか。
その時にはまたお詣り出来ればいいなと思います。

いずれにせよ今回、御朱印をいただいて来れなかったため、またお詣りに伺いたいと思います。





成田山横浜別院 延命院

【山号】 成田山
【宗派】 真言宗智山派
【本尊】 大日大聖不動明王
【住所】 神奈川県横浜市西区宮崎町30 MAP
【拝観時間】 
【電話】 045-231-4935
【HP】 成田山横浜別院 延命院
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しばらく更新が出来てませんでしたが、また少しづつ更新していきたいと思います。
よろしくお願いします。

中秋の名月である9月30日
神奈川の桜木町にある伊勢山皇大神宮にお参りに行ってきました。

こちらの伊勢山皇大神宮は、関東のお伊勢さんと親しまれており
神奈川県の宗社、横浜の総鎮守とされているようです。
以前、書かせていただきましたが、自分の父方の祖先は祖母の前まで、
代々、伊勢神宮の神官を務めていたため、伊勢と聞くとどうしても気になり、
今回、父も連れてお参りさせていただきました。

御祭神は伊勢の神宮の内宮の御祭神と同じ天照大御神です。

この日は関東にも台風が直撃すると言われている日でしたが、
午前中は晴れ渡り、七五三や初宮の家族がたくさん着ていて、とても賑やかでした。




観音様に導かれ巡礼の旅へ-伊勢山皇大神宮


伊勢山皇大神宮

【御祭神】 天照大御神
【住所】 神奈川県横浜市西区宮崎町64番地 MAP
【電話】 045-241-1122
【HP】 伊勢山皇大神宮
 



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連休の最終日の9月19日。
不動霊場の2番札所である最乗寺に行ってきました。

最乗寺は1394年に建立された600年以上の歴史を持ち、
福井の永平寺、鶴見の総持寺に次ぐ格式のある曹洞宗のお寺です。
創建に貢献した妙覚道了という僧が、寺の完成と同時に天狗になり
身を山中に隠したと伝えられることから道了尊とも呼ばれ親しまれています。
これにちなんで、境内にはあちこちに天狗がいたり、下駄が奉納されています。

杉の木立を登って行くと駐車場があり、
そこから歩くと、すぐにお寺の境内へ。
山の中に広がるとても広いお寺です。

奥に見えるのが僧堂。左手には瑠璃門と碧落門があります。
観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

瑠璃門の外から見上げると、こんな感じです。
緑がとても映えます。
きっと紅葉の時期もとても綺麗なんでしょう。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

こちらは右の手間にある書院。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

そして本堂。
御本尊の釈迦牟尼仏、脇侍に文殊菩薩、普賢菩薩が祀られています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

本堂の奥には開山堂があり、開祖である了庵慧明禅師、
歴代の住持が祀られています。
そしてその隣には多宝塔。多宝如来が祀られています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

どこを見回しても緑がとても綺麗です。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

そして多宝塔の奥にある、不動堂。
こちらに札所の本尊である清瀧不動尊、そして両脇には
天祐不動明王と愛染明王が祀られています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

こちらは奥に続く結界門を守る天狗。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

そして結界門をくぐると、三面大黒天が祀られている三面大黒殿があり、
その先に、御真殿へ続く長い階段が・・・・

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

山にあるために、ここのお寺も階段が多いです。
お寺全体で714段あるとか。
息を切らして登り切った正面には御真殿があります。
こちらには、山に身を隠し天狗になったともいい伝えられ
最乗寺の守護となられた妙覚道了大薩が、
大天狗と小天狗と共に祀られています。



観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

その脇には高下駄と、大小様々な下駄が奉納されています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺


観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

そして、奥の院へ向かう先には観音像がいらっしゃいました。
こういう森の中にある観音様は初めてみましたが、
立派な杉の木に囲まれ、とても雰囲気が良かったです。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

そしていよいよ奥の院へ。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

小さな門をくぐり、軽快に石段を登っていった先には
長い階段が待ち受けていました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

正面から見上げるとこんな感じです。
数えながら上がると216段ありました。
階段が高く、急なため、かなり厳しい階段です。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

階段の脇には大天狗と小天狗が見守っています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

こういう一つ一つが行の一つなのだろうと思いながら、
一歩づつ、踏みしめるように登りました。
身軽な4歳の娘は階段を数えつつ、トントンと200段まで休む事なく登って行きました。
残りの10数段を一緒に登りきりたどり着いた奥の院。
こちらには十一面観音が祀られていますが、この日は残念な事に
扉は閉められていました。
外から読経をしながら、拝ませていただき、下りは裏側から繋がっている
緩やかな坂道を下って、本堂の裏へ。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺

山全体がお寺とも言うべき、とても広い境内でした。
樹齢何百年という杉の木があちこちにあり、
崇高なエネルギーをたくさん浴びることができました。

御朱印は入ったところの左側の総受付でいただきました。
子供にもとても優しい声をかけていただきました。
また紅葉の季節にでも来れたらいいなと思います。
・・・が、行きたいお寺は山ほど残ってます。
さて・・・次はどこに行きましょうか。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺


観音様に導かれ巡礼の旅へ-最乗寺


最乗寺

【山号】 大雄山
【宗派】 曹洞宗
【本尊】 釈迦牟尼仏
【札所本尊】 清瀧不動尊 
【住所】 神奈川県南足柄市大雄町1157 MAP
【拝観時間】 
【電話】 0465-74-3121
【HP】 大雄山最乗寺

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阿夫利神社の参拝を終えて、
ケーブルカーに乗り、大山寺駅で下車。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

駅からそのまま続く参道を歩き大山寺へ。
山の中のお寺らしく、木々の中の参道は、
とても心地よく、悪天候などまるっきり気になりませんでした。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そして、大山寺の本堂へ到着。

ここ大山寺は、奈良の東大寺を開いた良弁僧正が755年に開山したそうで
その後、行基菩薩の高弟である光増和尚が、大山全域を開き、山の中腹に
諸堂を建立しました。
大山寺第三世として弘法大師が入り、数々の霊所が開かれたそうです。
弘法大師が錫杖を立てると泉が湧いて井戸となったり、自らの爪で一夜にして
岩塊に地蔵尊を謹刻したりと、現在、大山七不思議と称される霊地信仰を確立しました。
また日本古来の信仰を尊重するべきと、伽藍内に社殿を設けるなど
神仏共存を心掛け手厚く神社を保護してきたそうです。
その後、天台宗の慈覚大師の高弟・安然が入山。伽藍を再興し、
華厳・真言・天台の八宗兼学の道場とし栄えましたが、
明治の廃仏毀釈によって、現阿夫利神社下社のある場所から現在の場所に移ったようです。
(公式ページ参照)

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

本堂にまっすぐと伸びている階段には
不動明王の使者でもある童子がズラッと並んで
巡礼者を出迎えてくれます。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

キリが立ち込める中、36の童子が並んでる様は
なんとも幻想的なものでした。
またここは一面もみじの葉が広がっていましたので
紅葉の季節はさぞかし綺麗なんではないでしょうか。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山


そして本堂へ。
ご本尊の不動明王さまを拝ませていただきました。
迫力のあるお姿に、とても強い眼力を持っていらっしゃる
不動様を前に、読経させていただきました。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そして本堂の左側には、
これまたなんとも惹かれる、青銅で出来た宝篋印塔があります。
この塔の周りを願いをかけて、三回右に回ると
願い事が叶うそうです。



観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

四隅には、四天王でしょうか?
・・・が目を光らせてます。
とても素敵な塔で、かなり長い時間見とれてました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

塔の隣には、鐘桜、そしてその裏には不動明王の脇侍である
八大童子や、倶利伽羅龍の像があります。
倶利伽羅は剣に黒龍の巻きついた姿という意味で
不動明王の化身との事です。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

その隣には滝が落ちています。
滝行もされる場だとか。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そして塔の向かい側には、かわらけ投げができます。
5~6センチの素焼きのお皿をここから投げて

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

下に見える赤いサークルの中を通ると願いが叶うそうです。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

阿夫利神社同様、大山寺でも雨が振り続いてましたが、
とても神聖な空気と、高いエネルギーを感じました。
何度も通いたくなるお寺でした。
駅までの帰り際、十一面観音が山の上にあるという事で登り、
拝ませていただきました。
とても慈悲深いお顔をされていて、悪い天候ながらも、
清々しい気持ちにさせていただきました。
また観音様の前には幸福の鐘がありました。
恋愛成就、縁結び、厄除招福、子宝成就、安産などのご利益があるとか。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山


途中にあった説明によると、
江戸時代は大山と江の島の江の島の二所詣が盛んだったようです。
大山は男の神様なので、それだけお参りするのは
片参りになりご利益が薄くなると嫌われ、
女の神様である江の島神社(もしくは富士山浅間神社)も
あわせてお参りしたとの事。

大山に来た時に参道を見て、江の島を思い浮かべたのは、
こんなところとも関係があったのでしょうか。


阿夫利神社とあわせて、この大山はとても心地良い空気が
流れていて、自分にとって特別である鎌倉の長谷寺に継ぐ
特別なスポットになりました。



観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山


大山寺

【山号】 雨降山
【宗派】 真言宗大覚寺派
【本尊】 不動明王(大山不動尊)
【札所本尊】 大山不動尊 
【住所】 伊勢原市大山724 MAP
【拝観時間】 
【電話】 0463-95-2011
【HP】 雨降山 大山寺

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3連休の初日、関東三十六不動霊場を発願しようと、
1番札所である大山寺に向かいました。
今までは観音霊場巡礼を中心に回っていましたが、
国東の霊場を廻った際に住職から
不動明王の話などを聞かせていただき、
不動霊場巡礼も始める事にしました。

勉強不足なまま、とりあえず大山に向かいました。
ケーブルカーに乗って大山寺まで行くというのは知っていたものの、
駅までは車で行けるのか思っていたら、参道の下までしか行けませんでした。
駐車場に600円払って、参道を歩き始めます。
すると、階段がいくつも見えてきます。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

長く続く参道は、こま参道と呼ばれていて、踊り場ごとに、
ここの名物でもある大山ごまをのデザインのタイルが貼ってあります。
小さいこまはそれぞれの数を意味し、大きなこまは10を意味するようです。
この写真だと14個目の踊り場という事です。
全部で27の踊り場があるようですので、数えながら登りましょうとの事。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

また参道には、お土産物屋さんや、大山豆腐を食べれるお店、
宿坊などがズラリと並んでいます。
参道の雰囲気は江ノ島の奥津宮へ続く道に雰囲気が似ていて
親近感を覚えます。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そして、やっと登り切ったところに、ケーブカーの駅があります。
ここで地図を見て、初めて、山の頂上の方に
阿夫利神社なる神社がある事を知りました。
ケーブルカーで下社まで行けて、その先、本社までは1時間半登るようです。
天候が悪い事本社へは、また改めて・・・という事で
今回は下社だけでもお参りしようという事にしました。
この下社まで、ケーブルカーに乗らない場合は男坂と女坂に
参道が別れており、比較的緩やかな女坂ですら45分程度登るようです。
我々は迷わず、ケーブルカーを選択しましたが、この大山、
参道を歩いている時から、すれ違う人は登山の格好をしている人がいっぱいでしたが、
やっと意味がわかりました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

ケーブルカーは、大山ケーブル駅と、
途中の大山寺駅、そして終点の阿夫利神社駅の3つのみです。

料金は、終点の阿夫利神社駅まで
大人往復で850円、片道は450円です。
子供は430円、片道は230円です。
途中の大山寺駅で途中下車してもOKです。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

ケーブルカーはなかなかハードな傾斜です。
緑と赤のケーブルカーが、交互に行ったり来たりしています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

ケーブルカーが出発する頃から、雨がぱらついてきました。
この山は別名、雨降山とも呼ばれています。
関東八州の雨乞いの霊場でも知られているようです。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そしてケーブルカーが登っていくに従って、
雨脚も強くなり、あたりにもキリが立ち込めてきました。
・・・で、頂上について駅を出るとこんな感じ。
どこを見ても真っ白です。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山


観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

悪天候という中でも、逆に深いキリの中に見えてくる下社の本殿は
なんとも言えない神秘的な雰囲気でした。
この山自体、凄くエネルギーを感じるのですが、
ここの神社の境内は、また格別でした。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そして、ここには大山名水である神泉があります。
殖産の泉、長命延寿の泉としてご愛用くださいと書いてありました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

龍の口から出てくいる水を持ち帰り
家族みんなで飲みましたが、くせがなくまろやかでおいしいお水でした。
ちなみに、ペットボトルなどがない方には、
300円でプラスティックの水筒のようなものも販売してます。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

その裏には、大黒様や恵比寿様、さざれ石に道祖神・・・などが祀られてました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山


観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山

そして、拝殿の左側には、摂社として浅間神社がありました。
浅間神社といえば富士山の山頂にある浅間大社奥宮の主祭神のコノハナサクヤヒメ。
ここ阿夫利神社の主祭神であるオオヤマズミノカミの娘神なのだそうです。
という事は、ここ大山と富士山の神様は親子関係にあるのですね。



観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山


さて、ここの本社は、ここから先の登山道を90分以上
登っていくようですが、今回はもちろん、この悪天候、
そして、なんの装備もしてないため、ここから下山。
大山寺へ向かいます。
いつか、ここの本社の御朱印ももらいに、家族みんなで登ることを
心に近い、御朱印帳も下社の隣を空けておきます。

こんな悪天候の中、来ると、マイナスなイメージが
先行することが多いのでしょうけれど、ここの神社・・・
何度でも脚を運びたくなる、素晴らしい神社でした。
きっと天気が良い日はもっと気持ち良いに違いない!
そう思い、また近いうちに、お参りに来たくなる、そんな素敵な神社でした。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-大山




大山 阿夫利神社(下社)

【御祭神】 大山祇大神・高おかみ神・大雷神
【住所】 神奈川県伊勢原市大山12 MAP
【電話】 0463-95-2006
【HP】 大山阿夫利神社
 



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この日、4つ目に訪れたのは、2番札所である岩殿寺。

このお寺は寺伝によると、721年に大和長谷寺の開基徳道上人が、
ここで熊野権現の化身である老翁に逢い、霊地たるを知って、
その数年のちに行基が訪れて十一面観音の石像を安置したのが開創と言われています。
本殿の前から、南の海が見えるため、山号を海前山(現在は海雲山)と名付け
また岩窟が自然の殿堂のようだった為、寺を岩殿寺と号したとの事です。

昔、三浦半島の人は四萬六阡日詣の際は
杉本寺、長谷寺、安養院を巡った後、
逗子の岩殿観音を巡って帰るのが順路となっていたそうです。
この日の順番もそれにあわせ、最後に岩殿寺に到着。

7時過ぎに到着したものの、入り口に
入山時間午前八時よりとの立て札があったため
しばらく車の中で様子をみていました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺

すると後から来た人達が中に入っていったため、
入って、納経所と書いてある左側の建物の方に向かうと、
納経所には女性の方が二人いらっしゃいました。
四萬六阡日の今日はどうやら夜から開いていたようです。
早速、御朱印をお願いする。
こちらでは四萬六阡日のスタンプはないとの事で、
筆で特別に書いていただきました。

その後、観音堂へ続く階段へ。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺

途中にある写経塔。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺

100段強の階段を登り切ると、目の前に観音堂がありました。
開いてませんので、扉の前で合掌し読経をさせていただきました。
中には正面に十一面観世音菩薩、左に不動明王、右に毘沙門天が
祀られているとの事ですが、残念ながら中は暗くて見えませんでした。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺

この岩殿寺は源頼朝の信仰も厚かったそうで、
石橋山の敗戦で安房に逃れる際、こちらの観音様が船頭となって
無事送ったという話も残っています。

観音堂から後ろを振り返ると、逗子の街が一望でき、
その向こうには海が広がっていました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺

観音堂の裏手に回ると、寺名の通り、すぐに岩に囲まれています。
その中央に、天の岩戸、奥の院岩殿観音と書かれている祠があります。
中には行基菩薩の彫った石の十一面風邪音菩薩立像が祀られています。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-岩殿寺


こうして朝8時ぐらいには坂東三十三観音巡礼の
1番札所から4番札所までの四萬六阡日詣を無事終えました。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東 岩殿寺



岩殿寺

【山号】 海雲山
【宗派】 曹洞宗
【本尊】 十一面観音
【札所本尊】 十一面観音 
【住所】 逗子市久木5-7-11 MAP
【拝観時間】 8:00-17:00
【拝観料】 100円
【電話】 0468-71-2268


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四萬六阡日の8月10日、杉本寺、長谷観音の次に廻ったのは
3番札所である安養院。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東3安養院

この安養院は、北条政子が夫である源頼朝の冥福を祈って
創建した長楽寺が前身と言われています。
その長楽寺も幕府滅亡と共に焼け落ち、善導寺に統合され大町に移りますが、
1680年にまたも焼失。
その後、源頼朝に使えた田代信綱が建立した田代寺と統合され
田代寺の観音堂を移し再建されました。
札所本尊の千手観音は、田代寺のもので、田代観音とも呼ばれています。
ちなみに安養院とは、北条政子の法名です。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東3安養院

山門をくぐり、境内に入って
まず最初に目についたのが、樹齢700年を超えると言われている
槙の巨木でした。
非常に迫力があり、広げた枝や葉は日差しを受け、
キラキラしてました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東3安養院

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東3安養院


また百日紅も花をきれいに咲かせていたり、
蓮の花も綺麗に開いていて、どこを見ても目が癒されるお寺でした。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東3安養院

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東3安養院

ここは鎌倉三十三観音の札所でもあるので、
坂東の分と共に御朱印をいただきました。
いただいた御朱印を見てみると、坂東の方は
四萬六阡日のスタンプが押していただけましたが、
鎌倉の方は押してなかったので聞いてみると、
鎌倉三十三観音では、四萬六阡日詣でという習慣はないようです。
ですが、「もし押した方が良ければ押しますよ。」という事で
押していただき、そちらは珍しい御朱印となりました。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東 安養院




安養院 田代寺

【山号】 祇園山
【宗派】 浄土宗
【本尊】 阿弥陀如来
【札所本尊】 千手観世音菩薩 
【住所】 鎌倉市大町3-1-22 MAP
【拝観時間】 8:00-16:30
【拝観料】 
【電話】 0467-22-0806


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四萬六阡日詣での8月10日、
杉本寺で発願した後、次に向かったのは長谷寺です。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東4長谷寺


長谷寺では朝4時から開山しており、朝早い時間だからでしょうか、
入山料の300円は必要ありませんでした。
また、本尊である十一面観音のお姿の御札をいただきました。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-四万六千日長谷寺

朝日を浴びている境内は、一段と素晴らしい雰囲気でした。
十一面観音像の左手から伸びた5色の紐に触れる事が出来ました。
普段は眺めるだけの観音様と紐を通して繋がれた事に感謝です。


観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東4長谷寺

境内にある観音像も、四天王もとても誇らしげです。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東4長谷寺

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東4長谷寺

朝の海もとても心地よく、夏の朝らしい気持ちの良い風は吹き抜けてました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東4長谷寺

いつも通っている大好きな長谷寺。
普段と違う時間に来る事で、心地よい時間を過ごす事が出来ました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東4長谷寺




慈照院 長谷寺

【山号】 海光山
【宗派】 浄土宗単立
【本尊】 十一面観世音菩薩
【札所本尊】 十一面観世音菩薩 
【住所】 鎌倉市長谷3-11-2 MAP
【拝観時間】 夏時間(3月~9月) 8:00-17:00(閉山17:30)
         冬時間(10月~2月) 8:00-16:30(閉山17:00)
【拝観料】 大人300円 子供(小学生)100円
【電話】 0467-22-6300
【HP】





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鎌倉の三十三観音巡礼を初めてほどなくして、
仕事をしていた8月9日の夜・・・

クライアントからのメールの返事を待ちながら、
ネットで三十三観音巡礼などを検索してると、
ふと気になるワードが目につきました。

「四萬六阡日」
「杉本寺」
「夜のお寺」
「長谷寺」
「一生分の御利益」
    ・
    ・
    ・
「8月10日」


ん???
明日???

それから色々なWebを調べてみると、

四萬六阡日というのは、観世音菩薩の縁日で、
この日に参詣すると、四万六千日参詣したのと同じだけの功徳があるというもの。
四万六千日と言うと、・・・126年。
これは行かないわけにはいきません。
しかも坂東三十三観音の札所では、杉本寺、岩殿山、安養院、長谷寺で
やっているといいます。

実は鎌倉三十三観音を発願する時に、一番札所の杉本寺では
坂東の一番札所でもあるという事で、両方発願しようとも思ったのですが、
一つが結願するまで他の巡礼はしてはいけないのではないか?!と思って躊躇し、
鎌倉だけスタートさせたのです。
しかしその後、長谷寺に参った折にお寺の方に聞くと、
「同時に色々回られても全然問題ありませんよ。
どこかに行けば、その近くの他のお寺とかにもお参りするのも当たり前でしょうし。
一つしか廻っちゃいけないと言うと、現実的じゃないですよね?
なので全然気にせず同時に色々な霊場巡礼を始められても構いません。」
と言うお話をいただき、もしかしたら、急に埼玉や群馬とかに行く事があるかも知れない。
でも、その時に坂東はまだ発願してないから、御朱印もらえないというのもなぁと思い、
それなら、坂東も発願して廻り始めればいいんじゃないかと思っていたのです。

四萬六阡日の日は御朱印も特別に四萬六阡日のスタンプを押して貰えるという話も聞き、
これは、坂東を発願するにはぴったりなのではないかと考え、
唐突に家にメールをしました。
「今晩の0時から四萬六阡日詣でというすごく御利益のある日らしい。」
家内もそんな凄い日に坂東をスタートさせられるのは素晴らしい!行こう!!と即決定。

自分は仕事を終わらせて帰ると22時でした。
今にも鎌倉に向けて出発したい、遠足の日の子供のようにソワソワしてる
自分を諭されながら、3時まで仮眠をし、4時に家を出発しました。

そして夜が明ける前の国道134号線を走りつつ、白々と明るくなり始めた頃、
杉本寺に到着。

この日は拝観料は無料です。

提灯とライトアップされた仁王像がいい雰囲気です。
仁王像もいつもにも増して迫力がありますね。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺


苔むした階段の両脇にも提灯が・・・
ここも真っ暗なうちに来てみたいものです。
来年は真夜中に来ようかな。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺

人も少なく、いい雰囲気です。
前回は全ての仏像をゆっくり拝ませていただいたのですが、
今日は時間も割と手身近に。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺

外では法要の準備がされてました。
6時から「本尊大護摩供」
10時から「三十三観音大法要」があるようです。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺

坂東三十三観音巡礼専用の御朱印帳をいただき、
発願スタンプも、そして四萬六阡日のスタンプも
入った御朱印で坂東の巡礼のスタートを切りました。

観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東1杉本寺



観音様に導かれ巡礼の旅へ-坂東 杉本



杉本寺

【山号】 大蔵山
【宗派】 天台宗
【本尊】 十一面観世音菩薩(三尊同殿)
【札所本尊】 十一面観世音菩薩 
【住所】 鎌倉市二階堂903 MAP
【拝観時間】 8:00-16:30
【拝観料】 200円 小学生100円 高齢者・障害者140円
【電話】 0467-22-3463


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