治療院で伝えきれない身体の仕組み 松っちゃんのブログ

治療院で伝えきれない身体の仕組み 松っちゃんのブログ

長崎県島原市で鍼灸整骨院を開業して23年。機能神経学(左右脳と末梢神経のバランス)やBASE(脳内警告系信号路)、オステオパシー、カイロプラクティック、ビジョントレーニング、などを使って色々な症状に対応しております。

ここ1年くらい膝の痛みで来られた年配の方が多く、病院へ治療に通っていた割にはあまり経過がよく無いように思います。

 

これはあくまで患者さんからのご意見で、私はヒアルロン酸注射を一回も受けた事はありません。

 

その効果を実感した事はありませんが、あくまで患者さんのご意見を統括すると色々と調べてみようと思うようになりました。

成分は

 

精製ヒアルロン酸ナトリウム 25mg/2.5mL

塩化ナトリウム 21mg

リン酸二水素ナトリウム 0.16mg

リン酸水素ナトリウム水和物 3.22mg

 

私もこの辺の化学物質は詳しくなく全くの「ど素人」ですが、どうも痛み止めの成分などは入っていないようですね。

 

あくまでヒアルロン酸と生理食塩水を混ぜただけの液体のようです。

 

美容で顔に打つようなヒアルロン酸が治療になるのか??

 

と疑問に思いネットで調べると、検索で上位に上がってくる膝専門の整形外科グループのホームページを見ると

 

なんとこんなふうに記載してありました!

 

 

何とお医者さん自体もかなり否定的な御意見!

 

やはり対症療法でしかなく、「損傷が治っていないのに、痛みだけ感じない状態」って言うのはかえって膝に負荷をかけてしまう行動をとってしまい、組織損傷に繋がる恐れがあります。

 

だから24時間テレビの「24時間マラソン」は最後の10kmくらいにならないと、痛み止めの注射を打たないんですね!

早い段階で痛み止めを打つと、痛みを感じ無くなりどんどん無理をしてしまい、終わったら半月板や靭帯を損傷してしまうからでしょう。

 

その上、あまり長期に注射すると効果も落ちてくるそうです。

 

そしてその分野で日本の10年先を行っていると言われるアメリカの整形外科団体でもかなり否定的な見解。

 

皆さんが治らないと言って来院される要因がよく分かりました!

 

やはり、人の本来持つ機能を正常に使えるように促し、機能回復してあげる事が根本治療に繋がります。

 

これが我々の本当の仕事ですね!