わたしは1980年代オートバイ全盛期の育ちなのでオートバイが好きである。
それで、2017年の3月にリターンしてまたオートバイに乗っている。
オートバイ乗りであるわたしにとって気になるニュースが最近あって、それは二輪中古車販売の国内最大手レッドバロンが買収されたという話。
買収したのはアメリカのプライベートエクイティ投資会社のベイングループだそうだ。
ベインは買収した会社をあれやこれやで経営改善して企業価値を増大し、適当なところで買収してリターンを得る、というのが基本的なビジネスモデルなのだろう。
(違うのかもしれないが)
レッドバロンは近所にも店舗があって、というか国内に300店以上展開しているらしいからあちこち走り回っているとちょいちょい見かける。
ちょいちょい見かけるが個人的にお取引をしたことはない。
ネット上に流通する噂話によると、レッドバロンでオートバイを買った人の感想は良い話と悪い話の両極に分かれる感じのようだ。
どんな古いオートバイを買ってもパーツが揃っていて壊れても直せて安心とかいう良い話もあるし、一方で整備がいい加減で信用ならんという悪い話もあったりする。
その辺はお店や担当者による個別要因なのかもしれない。
実際に取引したことがないからよく分からない。
そんなレッドバロンであるが、昨年8月に創業者が亡くなられていたらしい。
杉浦さんという方で、享年82歳。
レッドバロンは元になった「ヤマハオートセンター」の創業が1972年だったらしいから、これは52年前、杉浦氏が30歳の時だったことになる。
創業者が最近まで一線でがんばっていたのだろうがその方が居なくなり、またコロナ禍きっかけの二輪ブームも一段落して業績的にも少し厳しくなっていたのかもしれない。
最近はホンダとかカワサキも大型モデルの新車販売を直系ディーラーでの専売制に移行したりしている。
二輪業界は国内市場はユーザーの平均年齢もどんどん上がって先行きが厳しい感じなので、その中で利益を確保するのもたいへんらしい。
そのような中で二輪販売店としてもやっていかないといけない。
世の中で流行りのDX化も二輪業界は遅れ気味で、これにも早々に取り組まないといけない。
ベインが買収したことでおそらくレッドバロンのお店の見た目も、あの昔ながらのバイク屋さんのイメージから変わるのかもしれない。
そう考えると今後の変化が少し楽しみではある。
と思ったりもした。