何か株式市場がたいへんなことになっている。

さっきのニュースでは日経平均が一時2000円以上値下がりしたという。

それでなぜここ数日これだけ見事な日経平均の下落が続いているのかと検索してみると、ニューヨークダウが下がっているからだという。

ということで、じゃあなぜニューヨークが下がっているかというとアメリカの景気減速懸念が浮上しているらしい。


株価の騰落要因というのはどれが本当かよく分からないが、ネット上にはアメリカの景気見通しが原因だと出ている。

もしアメリカの景気が実際に減速していくと別の話としてFRBの利下げがいよいよ確定になり、利下げするかどうかより利下げ幅が話題になるのかもしれない。


アメリカの金利が下がると、昨日からやっと0.25%に上がった日本としては、ここまで散々問題視されていた行き過ぎた円安がストップする期待が持てる。

というか、既にドル安円高は急速に進行中。

しかし円が高くなると、今まで行き過ぎた円安で自動的に増えていた国内輸出企業の利益にこれから悪影響が出てくるのだろう。

というか、円高で輸出企業の業績が下がることは既に市場に織り込まれつつあり、それが現在の株安につながっている面も少なからずあると想像する。


ということで今まで国内ゼロ金利と円安でかさ増しされていた株価が、それを支えていた要因が一斉に逆回転して今回の大幅下落になったものと思われる。


ところで、35年前に既に焼酎の飲み過ぎで悪い酔いしていたおじさんは、もちろん前回のバブル崩壊も憶えている。

今回の株安は1989年12月の後のバブル崩壊を思い出させる。


ネット解説記事によると、1989年12月末に38915円をつけた6年前1983年12月末の日経平均株価は9893円だったらしい。

そして6年間で4倍に増えた株価は、最高値38915円の一年後1990年12月に39%下落して23848円になったらしい。


一方で今から6年前2018年の日経平均は2万円くらい。

30数年前のバブル崩壊時は、6年かけて4倍になり、さらに1年かけて6割減って7年前の倍の水準に落ち着いた。

今回は6年前に2万円だった株価は6年かけて2倍弱に増えただけ。

30数年前と比べると増え方がマイルドだった分、下落率も大したことにならないのではないか、というのが解説記事の結論のようである。


今の日本の状況とか世界の状況を見るに、なんとなくではあるが、日経平均が再び4万円を超えるのは時間が掛かりそうな気はする。

しかし今回の株安は比較的大きめの調整ではあるが、本格的なバブル崩壊とは違うのではないかとなんとなく思っている。



 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する