毎日新聞が富山県での配送を9月いっぱいで休止するらしい。

そういうニュースがネット上に流れている。

富山県は今年4月1日時点の人口が999,476人、世帯数が410,689世帯。

そのボリュームの中で毎日新聞の発行部数が推定840部に減っているらしい。


富山県の配送は大阪の印刷工場から毎日トラックで輸送しているという。

840部以外にもコンビニ、売店で売る分も運んでいるのだろうが、発行部数840部なら軽トラでも荷台のスペースが余るかもしれないと思った。


毎日新聞の会社案内パンフレットがネット上で公開されていて、パンフレットの最後の方のページに都道府県別の朝刊夕刊の発行部数の表が載っている。

富山県のところは確かに「840」と書いてある。

富山県以外にも危なそうな県はある。


石川県1202、高知県1202、福井県1324など。

ちなみに全国合計は1,778,971部。

あと、沖縄県は219しかないが、ここはある種の聖域なのかもしれないと勝手に想像する。


わたしも日頃から新聞はほとんど読まない。

というか新聞を目にすることもない。

たまに近所の銀行に行くと、待合の席の間に新聞雑誌置き場みたいなのがあってそこにあるのをチラ見したりすることはある。

だがニュースの内容はiPhoneで読むニュース記事とそんなに変わらない。

iPhoneで読むニュースが、元ネタが新聞社とかいうのも多いので、まあ当たり前ではある。


新聞社はこの間消費税率が上がる時に、よく分からない理由で軽減税率の恩恵を受けた。

よく分からない理由で軽減税率が適用になったのは、つまり政治に対する影響力があって商売の工夫ではなくて政治的豪腕で売上利益を確保しようとしたことの証拠だろう。


そして新聞社が衰退している原因は、商売の工夫を磨くことをせず政治力に頼ってここまで来たことの結果だろう。

資本主義経済の中では、資本主義経済の理屈を無視して違う方法、例えば新聞社のように政治力に頼っていると、市場で淘汰される。

新聞社はそれを身をもって教えてくれている。

と思ったりした。


 

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