今朝コンビニで買い物していたら、バイクのジェットヘルメットを被ったままのおっさんがわたしの前にレジをしていた。
レジの店員はアジア系とおぼしき外人の兄ちゃん。
外人の兄ちゃんが「レジ袋は要りますか?」と訊いたら、ヘルメットのおっさんは「要らんゆうとるやろう!」とキレた。
その前に既にレジ袋の要る要らないのやりとりがあったらしい。
外人の兄ちゃんは、おっさんの声が上手く聞き取れなかったのかもしれない。
まあ外人の兄ちゃんが多少ぼーぉっとしていたとして、あんなにキレなくても良いだろう、と強く思った。
人間、おっさんになるとキレやすく気が短くなるモノらしい。
脳みその感情の制御系が少し弱くなるのだろう。
というか、気がつけばわたしもキレやすいおっさんの歳頃になっている。
あるいはわたしも、自分では自覚がないままに、あちこちでキレ倒しているかもしれない。
気を付けないといけない。
しかしおっさんになってひとついいこともあって、それは上記の具合に他のおっさんからキレられた時に、若い時分ほどびっくりしないこと。
昔はおっさんにキレられるのがとても苦手だった。
あの外人の兄ちゃんはどうだったか。
歳とっておっさんになると、いろんなところのネジが緩んできて周りに迷惑もかけるようになる。
しかし長く生きると他の人からの迷惑には多少鈍感になれる。
というか鈍感だからこそ、外人のレジ店員になんのためらいもなくキレることができる。
自分はいろいろ緩んだ鈍感なおっさんになったのだという自覚を持たないといけない、と思ったりした。