気がついたら2、3年間悩んでいた腰痛がすっかり良くなっている。
体幹周りの筋トレをしたり久しぶりに水泳を始めたのが功を奏したのかもしれない。
思うに腰痛というのは不思議な症状で、たいていの場合原因がよく分からない。
わたしも痛くなり始めにいっぺん医者に診てもらったが、結局原因は分からなかった。
レントゲンを撮ったが異常は発見されず、まあ運動が好きなら体幹周りのトレーニングとか、痛みを感じない範囲でやった方がいいですねとお医者は言った。
それで適当に腹筋や背筋のトレーニングをやっているうちに、どうやら痛みがなくなった。
まあ本当に体幹筋トレが腰痛症状の改善に効いたのかどうか、そこは正確には分からない。
たまたま別の要因で治ったのかもしれない。
腰痛で思い出したのだが、今日本水泳連盟の会長をやっている鈴木大地は1988年のソウルオリンピック・100m背泳ぎで金メダルを獲ったが、彼も腰痛に悩んでいた。
確かオリンピックの少し前くらいから謎の腰痛に悩まされて、寝起きするのも痛くて大変みたいなことがあった。
ベッドのマットレスを固くしたりいろいろ試したが治らなかったらしい。
そういうことを伝える記事が当時水泳の専門雑誌に書いてあったりした。
腰痛というのは、多くの場合謎に発生するのかもしれない。
それで生活にも支障が出るくらい大変な腰痛に見舞われた中で、鈴木大地はバサロキックをいつもの21回を27回に増やして、予選で世界記録を出したバーコフに競り勝った。
その動画がたまたまYouTubeのおすすめで出てきて、かなり画質の悪い36年前の記録映像を観た。
それで思ったのだが、金メダルを獲った時に鈴木大地の腰痛は治っていたのか。
腰は痛かったがそれに負けず金メダルを獲ったのか。
腰痛が治った経緯について伝える記事をどこでも読んだ記憶がない。
ひょっとすると、腰痛は謎に始まっていつの間にか治る、そういう類のモノなのかもしれない。
とか思ったりした。