大阪万博がたいへんそうだ。
建設工事がかなり遅れており、このままだと工期が開幕に間に合わないかもしれない。
また出展を取りやめる国が出てきたり、スケールダウンしたりということも起きそうな状況である。
大阪万博は2025年4月13日(日)に始まって10月13日(月)まで184日間開催されるらしい。
来年4月13日というからもう一年を切っている。
一方で開催期間が半年あるから、工事がそこに1ヶ月くらい食い込んでもまだ5ヶ月ある、という考え方もできるかもしれない。
今から50年以上昔、1970年に大阪の千里で前の万博があった。
わたしは既にこの世に生を受けていた。
あの頃は今と違って万博はかなり盛り上がっていたのだと思う。
それで近所の人も親戚も誰もかれも、みんな万博見物に繰り出して行っていた。
可愛いちびっ子だったわたしは、まだ知能指数がしっかりしていなかったのであまり当時を憶えていない。
しかしみんなが万博で盛り上がっていた雰囲気は少し感じていたような気がする。
とりあえず70年の万博は盛り上がり、会場は押すな押すなの人間の奔流でごった返していて、ちびっ子だったわたしは安全上の理由からばあちゃんの家で留守番になった。
だから70年の万博は行っていない。
そういう経緯があるので、いまいち盛り上がりに欠ける2025年の万博だが、行けるものなら行ってみたいと思う。
特に個人的注目は、人間を乗せるドローン。
世間的には「空飛ぶクルマ」と呼ばれているが、わたしにはこの呼び方はしっくりこない。
「空飛ぶクルマ」は日本式の命名で、海外でもスカイカーとかエアカーとかいうらしい。
最近はエアモビリティとかエアビークルとか呼ぶケースも増えているそうだが、個人的にはモビリティやビークルであって欲しい。
呼び名のことはともかく、大阪万博の目玉とも言われるその「空飛ぶクルマ」であるが、一応万博会場から隣の島の天保山地区まで人を乗せて運行する計画らしい。
詳しい進捗状況はよく知らないが、わたしの見た感じ、有人運航はたぶん無理だろう。
いくつかのメーカーが運航に向けて機体を開発中だが、今のところどこも、有人運転はクローズドな空間でちょびっとだけ飛ぶ段階である。
あと一年で客を乗せて商業運航はとても間に合いそうにない、と思う。
たぶんお客は乗せられないので、各社とも予定の路線で無人のデモ飛行を行うのがせいぜいだろう。
とはいうものの、各社のエアモビリティがどんなふうに飛ぶのか実際に見てみたい。
来年の4月13日に開幕してGWとかは多少は混雑するかもしれないので、6月7月の梅雨時とかなら空いていていいんじゃないか、とか思っている。