なんか急に思い出しだのだが、昔ハヤカワ文庫NFシリーズというのがあって、今もあるのかもしれないが中学生くらいの頃よく読んでいた。
ハヤカワ文庫NFのどんなやつを読んでいたかというと、第二次世界大戦物。
憶えているのは1944年9月に行われた史上最大の空挺作戦を描いた「遠すぎた橋」とか。
これは作戦名マーケット・ガーデンと呼ばれるオランダの橋を確保して地上部隊を一気にドイツ方面に進撃させるためにやった作戦。
映画にもなって若い頃のアンソニー・ホプキンスやロバート・レッドフォードとかが出ている。
あと1941年頃のドイツ空軍によるイギリス空軍撃滅作戦のバトル・オブ・ブリテンを描いた「空軍大戦略」があった。
ハヤカワ文庫のタイトルは忘れたが、バルジ大作戦や「史上最大の作戦」ノルマンディー上陸戦のやつもたぶんあった。
今思い出してみるとしかし、他に思い出すのがない。
ハヤカワ文庫の第二次大戦ヨーロッパ戦線物は、主要な戦いは他に何があったか。
独ソ戦については、ハヤカワ文庫ではあまり見なかった気がする。
少し検索してみると、あと「ロンメル将軍」というのがあったらしい。
Amazonに、これの中古品の表紙が出ているのだがあまり見覚えのない表紙。
しかしわたしが中学生くらいの頃に出ていれば絶対に読んだはずの内容だと思う。
だからたぶん読んでいる。
なんで急に古い文庫本のシリーズのことを書いたのかというと、ちょっとミリタリー物を読みたい気分になって、それでハヤカワ文庫の第二次大戦物の大昔に買ったやつがまだ本棚にあるんじゃないかと思って探したのだ。
だが見つからなかった。
ハヤカワ文庫NFは今もシリーズとしては続いているが路線的には第二次大戦の戦記物はラインナップから外れて、よりノンフィクション全般に広がっている。
どうにかして「遠すぎた橋」をまた読みたい、「空軍大戦略」やバルジ作戦のパットン将軍のくだりやノルマンディー上陸戦の「クリケットクリッカー」をカックカック鳴らす場面とか読みたい。
しかし今となってはKindleにもない。
Amazonの中古本は「遠すぎた橋」がものすごい高値がついていてとても買えない。
40数年前は420円とかだった文庫本が11000円とか28000円とか付いている。
これは真剣に「遠すぎた橋」を探さねば、と思ったりした。