昨日父親に今後の治療で抗がん剤をしないか、するか、の選択を聞いた。
父親は、嫌な顔をして「どうしようか考えてる」と言った。
私は、次回病院に行く日までに決めて貰うように言った。
父親は、取り敢えず入院が嫌いで
家で好きなテレビを見て、好きなお酒を飲んで、タバコを好きな時に吸って
それが一番いいと
私なら少しの入院ならしてもいいかなって思うけど
それは私が、手足が自分で動かせて、言葉もちゃんと伝える事ができるからで
父親は、右手右足が完全麻痺、言語障害な為
その事が入院で不自由に感じるから
入院を嫌がる
個室ならいいけど、そんな余裕はないので
大部屋になり、大部屋だと色々と気を使うし
気分転換に廊下を歩いたりといったこともできない
言いたいことも伝えれない
入院中、ベットに寝たきりになる
好きなお酒も飲めず、タバコも吸えない

色々と考えて
父親が出した答えで今後いこうと思う。

今日、担当医に電話をし聞きたいことをききました。
抗がん剤の副作用のこと、費用のこと、抗がん剤をしなければどうなるか、どのくらい生きていれるか…色々と

結果
抗がん剤をする方向か、しない方向か
決まらない。
父親は、しない方向。

する、しない、どちらが正しいのかわからない。

色々と考える。

先生の話だと少し思ってる以上に進行が早い感じにとれた。

私だったらと考えても、私は父親と違う。

私はただ、父親の笑顔を苦しみや悲しみの顔にしたくないだけ
何が私にはできるかを考えるけど
何も出てこない
私の父親は、今74才。
25年前49才の時に脳溢血で倒れ、右半身麻痺、言語障害です。
右手は、全く動かず
右足は、少し動く程度
言葉は、単語でよく使っていた言葉が少し言える程度
家族にしか言いたいことがわからない
認知はしっかりしている
今、家で母親が介護をしている。

その母親も30代の時に糖尿病とわかり
30年近くインシュリンの注射を自分でしていた。
2年前に腎不全になり、今は透析を週に3回している。

そんな状態の母親が父親を介護している。

去年の10月、朝5時頃私の携帯電話がなり
すぐに実家の母親からだとわかった。
電話に出ると、「お父さんがお尻から凄い血が出てる」と
寝起きでもあったけど
母親の説明ではよくわからないので
直ぐに行くと言って電話を切った。
車で2、3分の所に実家があるので、私はベットから起きて急いで車で行った。
父親のベットからトイレは直ぐの所にあって
トイレまでの廊下が、流産でもしたのって言うぐらいの出血の量で
トイレの便器の中も真っ赤になっていた。
本人は、痛みもない様子だった。
母親が今日この状態が2回目だと言う。
私は3年前まで、介護員として15年間働いていたので
その状況を見ても慌てることなく
血圧を測ったり、父親に体調聞いたり、出血の量、色、などを観察した。
普通ではない量の出血だったので、119番に電話をして状況を伝え、救急車を要求した。
脳溢血で入院していた病院に搬送してもらえるように伝えた。

母親が付いて行き
何かあったら連絡くれるように頼んだ。
私には弟がいるので、弟に連絡したら搬送先の病院に弟が行ってくれた。

父親は、お昼前に家に帰ってきて
後日検査をすると言っていた。

後日検査をして、検査結果は
直腸がんだった。
すでにステージ4
転移してる場所が2箇所

入院をして、直腸の癌を取り除き
人工肛門になった。

体力的に抗がん剤は無理であろうと担当医から言われ、家族で話をして
抗がん剤は、しない方向で
父親がこれ以上不自由になることはやめようと決まった。
退院をして家に帰ったら
父親は、よくご飯も食べ、お酒も飲み、タバコも
自由に生活をしていたせいか
検査の為に病院に行ったとき
担当医がびっくりしていて、顔色もいいし体力も抗がん剤を受けれるレベルまであると言っていた。
担当医から、抗がん剤をするかしないかを家族で話を合って決めてくださいと言われた。

私は、父親が12月に退院してから
週2回入浴の介助しに行っている。

弟から抗がん剤治療をどうするかと聞かれていて
入浴の介助をしに行ったときに
父親に聞いた。

抗がん剤治療をしたからと言っても
癌を治す為にするのではなく
少しでも進行を遅らせる為にするものであった。

父親に説明をして
父親が言った言葉が「もうええわ」と涙を一粒流した。

私は、父親の言葉の奥に
家族に迷惑を掛けるといった気持ちがあるのか
もう静かにその時を迎える準備ができていて
自由に自分が思うように生活をすると思っているのか
言葉が思うように言えない《言語障害があるため》伝えられないので
自分が伝えたいことを諦めて
言った言葉なのか
抗がん剤治療をすることになっても、父親にあった物ならいいけど
合わなかったら、父親は今より体力も落ちて
今より不自由になるのか
色々と考えた。

いまだに答えがでない。