さて、マラソン話もそろそろ終わりにしましょう。
残り30キロ、こんなに足の裏が痛くなったのは、初めて。
ゴール後に聞いたんですが、いわゆる、「土踏まず」は、ショック吸収の働きをしているんだけど、あまりに長い距離を走ると、その機能が壊れちゃうらしいです。
土踏まず(マラソン業界では、「アーチ」と呼びます)が、ぺしゃんこになっちゃって、そのせいでショックがすべて足裏にかかっている。
そりゃ、いたくなるわ。
と、思っていると、残り20キロ。
晴れたどーい!!
あと20キロ、いくぜええええ!!!!
と思い。しかしよくよく考えてみると、
まだ20きろもあるやんけ!
200分!
3時間以上あるやんけ!!!!!
もう、時間とか距離とか、いろんなことがおかしくなってるぞ。
足の激痛は治らず、とまったり、走ったり。
すると、神戸でバーテンダーを営む山田さんと言う方が、後ろから迫ってきた。
彼も、「むっちゃ足痛い」とか言ってます。
しばらく、抜きつ抜かれつ、といっても、お互い足裏がめちゃ痛いので、どっちかが前で止まってて
「大丈夫っすかーー??」
「いやー、めっちゃいてえ」
とか言いながら、だらだら走る。
残り9キロ。
しかし、残り3キロで、私が休んでいると、
「ここまで来たんですから、残り少し、一緒に行きましょう!!」
と、山田さんに誘われ、いろいろ話しながら走る。
話しながらだと、痛みも和らぎ、いつのまにか、あと2キロ、1キロ。
ゴール。
午後1時40分。
前日朝6時から走っていたので、1日と、7時間40分。
つまり
31時間40分。
順位は、参加者90人中、なんと
6位(!!)
ゴールすると、おっちゃんが、うどんを作ってくれ、
「ビールがあるから、ビールを飲め」
と、また酒。
うまかった。
しかし、足はガタガタ。歩くのもキツイ状態。
6位っす!!
とりあえず、まだほとんど誰もいないので、部屋で仮眠して、
夜は、佐渡島の友人に来てもらって、寿司をごちそうになる(Mさんありがとう)。
で、朝までゆーっくり寝て、
翌朝、起きると、みんないた。
で、朝9時から、、、
打ち上げ!!
酒!酒!酒!!
朝から飲むなんて、正月っすね!!
とかいいながら、レース前に話しをした方々と、労をねぎらう。
また、表彰式も。
優勝者。
記録は、26時間。
かてねえ。。。
女性優勝者。33時間。
この方、佐渡行きの船からべろべろに飲んでたような。。。笑
主催者のおっちゃん。
トランスヨーロッパという、2ヶ月間、5000キロ規模のレースを、世界でただひとり3回完走している変態。
かんぺーかっ!!!
前日の飲み会、打ち上げ飲み会で楽しく飲んだ、年が近いHさん、Mさん。
Hさんは目が真っ赤だった(夜中3時くらいにゴールしたらしい・・・)
200キロを、走る!?
2日間!?寝ずに走る!?
という、普通の人はおおよそ考えない、ましてや、そんなことに挑戦しようなんて思わない、ある意味気違いの集まりみたいなレースに初めて出場し、しかも第6位というすばらしい成績までついて、終えることができました。
なんていうか、感想を一言で言うと
「もう、二度と、走りません」
です 笑
つらすぎます。足の裏、痛すぎます。
健康には、確実に悪いです。
ひざを痛めてしまい、レースから2週間たった今でも、左ひざが痛くてまともに走れません。
ただ
面白い人たちばっかりだった。
たぶん、参加者全員が、職場へ帰れば 変人 扱いされてるんじゃないでしょうか。
私もそのひとり。
けど、 変人 が、これだけ一堂に会すると、すっげ、楽しいんです。
たとえば、何気ない話から
「おなかがすいてなくても、1時間おきにゼリーなどを補給したほうがいい。体中の脂肪が燃やされちゃうから。」
とか
「5000キロ規模じゃなくっても、14日間くらいのレースは今でもやってるから、みなさん、どうぞ」
とか
「ギリシャのスパルタスロンの準備で出場しました」
とか
「普段はトライアスロンをやっていて・・・」
とか
そんな話題、出ますか!?
そして、そんな話題に、「うん、うん」と、ついていけますか?
いやーーーーー
楽しかったです!
みなさま、ありがとうございました!
いつか、また、どこかの路上で、会いましょう^^
佐渡から、新潟へ。
このあと、私は、新潟に住む高校の後輩と会って、群馬へ。
おつかれさまでしたっ!!