こんにちはヤスです。


今日は鴨頭嘉仁さんの「人生で大切なことは、マクドナルドで教わった。」を読んでの解説です。

 

 

 

 

この本はYou Tube講演家として活躍されている鴨頭嘉人さんがマクドナルドで働いていた時代に経験された事をまとめている本です。

 

みなさんは、上司として部下が理想どおりに働いてくれていますか?店の店長をされていたら、もっとスタッフが生き生きと働いて売上をあげたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

この本はそんな部下の育て方やチーム作りに悩んでいる方に、色々な学びや気付きが得られる本です。

 

鴨頭さんはマクドナルド時代に店長やスーパーバイザーなど本当に大活躍されていて、同じ小売業の店長をしている私からしたら神のような存在です。

 

私なりにこの本を読んでここは特に学んで活かしたいと思った事は、

1・「上司の仕事は、舞台監督のように演者を輝かせる事」

2・「人は誰もが期待されたい、貢献したいと思っている」

の2点です。

 

上司の仕事は、舞台監督のように演者を輝かせる事

 

 

1の事例では、鴨頭さんが社員の時代に、遅番なのに早番の忙しい時間に来て、店を回して周りのスタッフに英雄視されるといったエピソードです。一見、店が回って助けていい事をしているようにも思えますが、そんな鴨頭さんを先輩のスタッフは「スタンドプレーはいらない」と諭します。なぜでしょうか?

 

その時の鴨頭さんは、自分1人がスポットライトを浴びたらいいという考えでした。私も経験がありますが、忙しい時間にシフトに入ってない私が店に来て、店を回すと本当に感謝されます。ただし、それは本来は輝かないといけないスタッフの輝く機会を奪っているともいえます。

スティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」でもマネジメントで火急の問題を解決することで達成感を得られているリーダーの話がありますが、それだけリーダーは目の前の仕事をこなして得られる達成感から抜け出しにくいのです。

 

ただここでスタッフを信用して仕事を任せる事ができないと、本来しなけらばならない上司としての役割を果たせません。自分の部所や店をどういう方向に導いていくかというリーダーシップを発揮できなくなります。

 

「7つの習慣」では、成功の梯子を効率的にうまく登れるようにするのがマネジメントであり、梯子が正しい壁に掛かっているかどうかを判断するのがリーダーシップと定義しています。つまり、リーダーシップが間違っていると、いくら効率的なマネジメントをしても間違った方向に進んでしまいます。

 

鴨頭さんは先輩に諭されて、自分で過ちに気づき、自分の行動を変えていきます。私もこの章を読んで店長として、部下の仕事までしていないかを反省して日々の仕事に活かしていこうと思います。

 

人は誰もが期待されたい、貢献したいと思っている

 

次の気づきですが、鴨頭さんが店長時代に東北1の店を任されたエピソードです。初めて店長として任された店で失敗をした鴨頭さんは2店舗目の青森のお店で大成功を収めて、東北1の店に着任したエピソードです。

 

鴨頭さんは、この店でも大成功を収めるのですが、1店舗目に店での失敗を糧にスタッフを信じる事を決めて仕事をします。「信じられるかどうかではなく、信じると決めてしまう」そうやって奇跡の店を作りあげます。

 

「スタッフを信じること。」このことは簡単なようで本当に難しいです。全スタッフが素直で優秀なら問題はありませんが、店舗には学生や主婦など様々な人が働いています。その人を信じるのはかなり勇気がいります。実際、私の会社では、上司にスタッフやパートを信じるなと言っている人もいたので、そういう教育を受けてきた人にとっては信じる事は簡単ではないかもしれません。

 

でも実際私も鴨頭さんほどではないですが、スタッフを信じて、スタッフのしてくれたことを承認して「ありがとう」と言っていくと店の雰囲気がよくなっています。これからもスタッフのしてくれたいる事を承認していき、私なりの理想の店を築いていきたいです。

 

まとめ

 

いかがでしたか、今回まとめたエピソードだけでなく、この本にはまだまだ色々なエピソードが載っており、読めば学べる事が沢山あります。私はこの本を読んで、「信用」と「承認」をする事を決めました。みなさんも、ぜひ一読して自分なりの気づきを得てください。

 

最後にこの本で気に入った1文があるので、この文の紹介をして終わりにしたいと思います。

「自分で考えて、自分で決める。たとえ恥ずかしい思いをしたとしても、自分で自分のケツを拭く。」「泣いても自分で涙を拭いて、一歩を踏み出す以外に、自分の人生を歩む方法はありません。」

 

この文で私は自分できてはいけないなと改めて思いました。

 

ではまた。