攻撃陣躍動のフランクフルトが、ライプツィヒを圧倒!
久しぶりに、フランクフルトが無双した試合を見た。
ライプツィヒが明らかに不調だったかつダニオルモの離脱はあるが、フランクフルト側の要因は次だろう。
- ハイプレス
- 選手の距離感
- ゲッツェが機能して、鎌田が前線
なぜか、格上チームにしか発動しない「ハイプレス」。
これが、またものの見事にハマった。
3バックにガッチリハマった守備をする事で、ライプツィヒはロングボールが多くなり、フランクフルトとしてはボールをより回収しやすくなった。
嬉しい誤算なのは、コロムアニが割と献身的に守備にも走ってくれていることだろうか。
そして奪ったら、選手間の距離をコンパクトにし、前に持っていくスタンス。
これまでは、コスティッチ頼みだったので、左サイドに一度開く必要があったが、コスティッチがいないことが功を奏している。
左重心だった昨シーズンに比べて、リンストローム、鎌田、ゲッツェがポジションを変えながら中央でゲームを作れている。
そして、ここで酷評してきたゲッツェがようやく馴染んできたと言える。
ゲームメーカーとして真価を発揮し出したことで、守備から攻撃がスムーズになってきた。
その恩恵を受けているのが鎌田で、昨シーズンはシャドーにいながら、ゲームメークをしていたので、エリアに入る機会はそう多くはなかった。
しかし、ゲームメークをゲッツェに委ねることで、よりゴールへの動きが増えてきた。
明らかに、ペナルティエリアへの侵入機会は増えている印象だ。
ゲームメーカー鎌田を、ここでは主張してきた。
ただ、見えていなかったのは、ゲッツェをゲームメーカーとするとした際の鎌田のファンクション。
スペースを見つけて走り込む、エリアに入る鎌田であれば、時間はかかったがゲッツェが定着したのであれば、よりベターとは感じる。
ただそうした中で、気になることが2点。
- ライプツィヒが後半4バックにしたときに、耐え凌ぐ選択をしたのは何故か?
- 鎌田を左に置いた時の、引いて守る相手の攻略法
まず、ライプツィヒの後半の入り。
前半あれだけ功を奏した前線のプレッシャーを手放し、ドン引きする時間を作った。
3点目が入ったから良かったものの、後半開始直後から逆に3点も4点も取られる未来を描いてしまった。
昨シーズンのELでも、4バックに対してハメに行った試合はあるし、今回は2点リードだったから、やり方を変える選択はしなかった、と思ってはいるが。。。
次に逆にドン引きする相手に鎌田の配置が適切なのか、と言う問題。
ヘルタ戦、ケルン戦がこれに該当すると思っていて、馴染まず機能しないゲッツェにいい印象はなかった。
だからこそ私は、その時こそゲッツェを外して鎌田を中央へ。、左にリンストローム、右にクナイフで良いと思っている。
要するにサイドに仕掛けを置いて押し込みたいマインドだ。
もちろん相手がいることだから一概にはいえないが、中央から力付くで押し切れなかったのは事実で、サイドのドリブルでの仕掛けが欲しい。