美月と初めて出会ったのは中学校の入学式の日。
初めて市立第三中学校に足を踏み入れたとき、
後に続いて玄関に入ろうとした女子生徒に、俺は扉を開けておいてあげた。
「ありがとう。」
綺麗な声だった。
その時点で俺は彼女に惹かれていたのかもしれない。
教室に足を踏み入れると、隣の席にはさっきの女子生徒。
正直、運命的なものを感じざるを得なかった。
中学校で初めて会話 ―と呼べるものかわからないが― を交わした女の子と
席が隣なのだ。
思春期を生きる男子中学生なら、きっと誰だって「運命」だと思うだろう。
俺だって例外ではないのだ。
「あ、さっきの。 名前、なんて言うの?」
「木村友哉。 そっちは?」
「うちは、若村美月。美月、でいいからね。 苗字、嫌いなんだ。」
「おう。そっちも、拓己、でいいからな。」
「うん。 よろしくね!」
たわいもない挨拶。
その間、俺の視線は美月の大きな瞳に釘付けだった。
こんな綺麗な瞳は見たことがない。
綺麗な声、綺麗な瞳。
そして、すらりと肩まで伸びる綺麗な髪と、整った顔。
一目惚れの要素は十分だった。
実際、一目惚れだったのだ。
初めて市立第三中学校に足を踏み入れたとき、
後に続いて玄関に入ろうとした女子生徒に、俺は扉を開けておいてあげた。
「ありがとう。」
綺麗な声だった。
その時点で俺は彼女に惹かれていたのかもしれない。
教室に足を踏み入れると、隣の席にはさっきの女子生徒。
正直、運命的なものを感じざるを得なかった。
中学校で初めて会話 ―と呼べるものかわからないが― を交わした女の子と
席が隣なのだ。
思春期を生きる男子中学生なら、きっと誰だって「運命」だと思うだろう。
俺だって例外ではないのだ。
「あ、さっきの。 名前、なんて言うの?」
「木村友哉。 そっちは?」
「うちは、若村美月。美月、でいいからね。 苗字、嫌いなんだ。」
「おう。そっちも、拓己、でいいからな。」
「うん。 よろしくね!」
たわいもない挨拶。
その間、俺の視線は美月の大きな瞳に釘付けだった。
こんな綺麗な瞳は見たことがない。
綺麗な声、綺麗な瞳。
そして、すらりと肩まで伸びる綺麗な髪と、整った顔。
一目惚れの要素は十分だった。
実際、一目惚れだったのだ。