● 足の形は変わる! ●
東京・新宿 「靴は売らない靴屋」西村泰紀(タイキ)です。
これまで、お客さまの実例で、足の形は変わる、とお伝えしてきました。
今回も、足の様子がすっかり変り、すべての中敷きを再調整させていただいた、お客さまのご紹介です。
セルジオ・ロッシのブーツを、クリーニングしていただいたお客さまの中敷き調整を、以前作成した設計図に基づき、事前に用意していたのですが、どうもお客さまの反応が変です。
喜んでいただけるのでは、と期待していたのですが、いまいちな感じ。
ルブタンのパンプスの再調整もしてほしいとのこと。
なんか変だ?
前回の測定から1ヶ月半、もしかして、と思い、計測してみると、足裏の形がすっかり変っていました。
そして今回の画像です。
指が使えていない、弱々しい印象の足が、指を使った、しっかりした足裏に変わっていました。
足長も少し大きくなり、足裏の接地面積が14%も増えています。
しかし、指の付け根やカカトにかかる負担が大きくなってしまっています。
これまでは、指をどうやって使っていただこうか、というのがメインテーマの中敷き調整でした。
これだけ指が使えてくると、負担がかかっている場所をいかに軽くするかにシフトできます。
負担を軽くする調整は軽めにしていたのですが、標準サイズに全て変更です。
これまで調整させていただいた、ルブタン、フェラガモ、エマ・ホープもすべて、大きく再調整させていただきました。
指が使えて、足裏の負担が減る。
そうなると、土踏まずを上手に使った歩きができて、身体全体のバランスがよくなって、血行や代謝も良くなって、タコも気にならなくなって、・・・・。
期待値ばかり、あげてはいけないのですが、足の形が変わる。
そのための中敷き調整です。
ブーツのお渡しの機会に、すべてチェックさせていただいたことは、私にとっても、うれしい機会でした。
足の形は、まだまだ変わりそうな気配です。
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