こんにちは!
(株)ヒューマン・ナレッヂの前田です!
今回は5S活動の「活動方法に問題が!」についてです。
5S活動を自社で行うきっかけとして、社長や役員の方などがセミナーや書籍、または他社との会合などの情報により活動が始められることが多いと思います。
しかし、その情報は全て正しいのか?
見聞きした情報と全く同じ取組み方で大丈夫でしょうか?
現在、5S活動を行っている会社、これから行おうとしている会社は、業種を問わず数多く存在します。
但し、5S活動を行っても活動自体が衰退してしまう会社が殆どであることも事実です。
5S活動の衰退から、「5Sは意味がない」「失敗だった」と思っている方も多いと思われます。
衰退・失敗をしてしまった会社は、活動方法に問題があります。
その多くの問題とは
●5S活動の理解をさせずに押し進めてしまった。
●5S活動を社員だけに任せて(押しつけて)しまっていた。
●整理整頓の片付けの活動になってしまっていた。
など・・・
会社の基盤(土台)が整っていないにも関わらず、技術だけを導入した所で成果は出てきません。
書籍などに載っている、上辺のいいとこ取りをしようとしても駄目ですよ!
もし仮に成果が出たとしても、一時的なものであり活動自体は衰退してしまいます。
5S活動は経営の手法であるため、経営全体(全社員)で行わなければならない活動であることを、もう一度よく理解して頂き、社員の皆さんにも伝える必要があります。
失敗の要因として、5Sはどんな活動で、どの様な成果に繋がるのかをきちんと伝えていないことが多いです。
また、推進していく中で各々が他責になることも要因の一つと言えると思います。
そのため、活動の意味や方向性を見失い、衰退していく結果になるのです。
衰退させないためにも、「これから我が社においても5S活動に取組みます」と言うカタチの言葉だけではなく、本来の意味を全社員に分かりやすく伝えなければなりません。
そこで、
5S活動を開始する時に、社長や役員の方々は社員全員に対し、必ず伝えもらいたい項目を挙げました。
1.「何故、5S活動を行うのか」
2.「経営者を含め全員で行っていく」
3.「皆の提案項目が会社をまもる」
4.「働きやすい環境にするために楽しく行う」
5.「5S活動で得た利益は皆で分配をする」
最低でも、これらの項目を自分の表現で社員の皆さんに伝え理解してもらう必要があります。
5S活動は、会社の規模、性格、体質、風土により異なるため、導入を進める側も自社のことを理解した上で推進する必要があります。
5S活動の土台は人(人財)であることは言うまでもありませんね。
一人ひとりが成長することが、成果や継続に必要ですので。
5S活動を行っている会社で、中々成果が出ないと悩んでいる場合は、仲間をもう一度見渡してみて下さい。
この活動は一人で行うものではありませんよ。
仲間との信頼関係、チームワークが形成されて初めて会社としての成果に結びつく活動ですからね。
まずは、自社の上司、部下、同僚との信頼関係や協力体制が出来ているかを確認して下さい。
仮に出来ていなければ、協力しながら実践することから始めましょう!
計画通りに進めることは大切ですが、急いで成果だけを求めてしまうと衰退する可能性は高くなるので注意です。
何度も言いますが、5S活動は全社員で行い、人(人財)により成果が得られます。
仲間との積み重ねから強い体質をつくれれば、必ず会社の利益として大きな結果を生み出せる活動になります。
社長や役員、管理職含め全社員が、最高の結果を得られるように楽しみながら行うことが肝心ですよ!
最後までご一読いただき有り難うございました。
次回も宜しくお願い致します。
独自の視点から行う指導家として、
前田流5S改革を全国の企業へ展開してます。
その経験・実績のもとに記載しております!
ご参考にして頂けましたら、
「いいね」お願い致します。
また、ご感想などコメントも頂けると嬉しいです!
5S活動・業務改善・人財育成についての
資料請求・ご相談・お問合せは
お気軽にご連絡下さい。
WEBでのご相談は随時受け付けております。
https://human-knowledge.co.jp/contact.html