5S活動の失敗 | 株式会社ヒューマン・ナレッヂ 代表コンサルタントのブログ

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こんにちは!

(株)ヒューマン・ナレッヂの前田です!

 

今までにない独自の視点から行う指導家として、

前田流5S改革を全国の企業へ展開しております。

 

その経験・実績のもとに記載しております。

 

 

今回は、「5S活動の失敗」についてです。

 

実際、5S活動を取組んでいる会社も多く存在します。

 

しかし、殆どの会社が継続出来ずに衰退しているのが現状です。

 

5S活動は何故継続できないのか?

 

継続できない理由の一つに、トップ・上司の命令だけで5S活動の意味を十分に理解しないまま進められている傾向が強くあります。

 

命令での活動では、部下たち現場として「やらされている」「面倒くさい」等とやる気が出ないまま無理矢理の活動となり、出来ない理由を考え、活動自体が長く続くことなく衰退を辿ってしまいます。

 

これでは上辺だけの活動となり、企業本来の問題までも隠れてしまうことになります。

 

また、5S活動の目的を経営者目線で伝えたとしても、社員全員が理解している事にはなりません。

 

例えば、「生産の効率向上させるために5S活動を行う」と伝えても・・・

社員としては、現状が最適であり「問題はない」「これ以上は無理だ」と思う人が多く、改善や改革という意識は長年蓄積された固定観念により低い状況が殆どです。

 

慣れ親しんだ状況を変えるということは、誰もが躊躇してしまい停滞や衰退へと繋がってしまうものです。

 

そのために、会社としてのメリットは大前提ですが、活動を行う事で社員一人ひとりのメリットも伝えることが必要になるのです。

 

5S活動を継続できている会社は、社員全員が活動を理解した上で目標・目的をしっかりと認識し自分の役割を理解し実践しています。

 

その結果として、各々の生産性向上や効率アップを実現し、最終的には経営効果として会社全体の成果を出しています。このように一人ひとりの成果が経営効果へと導く活動こそが「5S活動」の醍醐味なのです。

 

「5S活動」とは人の育成から始まり、モノ(仕事のやりかた)から人財(利益を生み出す人)へと成長・発展させることが最も重要であるため会社の基盤・土台と言えるのです。

 

5S活動を衰退させず、継続し成果を上げ続けるためには、「人に対する教育」がいかに大切であるかを重視しなければなりません。

 

会社として、具体的な方向性「何故、5S活動を行うのか」「5S活動の企業目的・目標・成果」を明確にし、その活動の成果によって社員一人ひとりに「自分たちの役割・評価・影響」で、どう変わるのかを理解させられるかが、活動の継続・衰退の明暗を分ける重要な課題と言えます。

 

 

~まとめ~

●5S活動の失敗は、継続できずに衰退してしまうことである。

 

●衰退の主な原因は、5S活動に対する理解不足である。

 

●衰退させないためには、社員全員が活動を理解した上で目標・目的をしっかりと認識し自分の役割を理解し実践すること。

 

●5S活動とは、会社の基盤・土台である。

 

●5S活動を衰退させず、継続し成果を上げ続けるためには、「人に対する教育」がいかに大切である。

 

 

最後までご一読いただきありがとうございました。

次回も宜しくお願い致します。

 

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