〈もしも桃太郎が関西人だったら…79〉
金「おおおおおおおお!」
子鬼「何!?金鬼の雄叫びなん?」
金「もっもっも太郎!ちょっと待て~!鍵は絶対入れるなよ~!」
桃「え?何でや(笑)」
金「"やっちゃん"はまだこの中にいる!」
桃、子「え?」
金「"やっちゃん"は桃太郎達が鍵を開けるのをずっと待ってて、開けたらガバ~って!!」
子「ちょっと何言ってるかわからへん(笑)」
金「とにかく!開けたら"やっちゃん"の思うツボになるぜ~!このイケメンにかけて言う!」
子「イケメンじゃねぇし!」
金「これでも?」
子「目を細めるとキモさアップしとるわ…」
金「…まぁとにかく鍵は入れてはいけんぞ!」
カラス「カー…」
鍵「おい!桃太郎!」
桃「お~!カギー生きてて良かった!!」
鍵「あの鬼何を根拠に行ってるのかわからんが、迷わんで良い!鍵を早く開けるんじゃ!」
金「桃太郎!ダメだっ!」
桃「う~ん、どっちやねん…」
?(フフフ…計画通り)
カラス「……」
カラスはしばらく桃太郎の様子を伺ってから外に飛び立った。
金「この鍵は俺が持っとくぞ」
鍵「触るな!キモメン!」
金「今なんて…?」
鍵「キモメン!キモメン!」
金「何…だと…こんな事言われたのは初めてだ…」
金鬼の身体が小刻みに震えていた
子「ヤバい!桃太郎!離れるで!ひと嵐来るで!」
桃「え!?」
金鬼の目から一粒の涙が流れ頬を伝った。
金「鍵…俺のキモメンを分かってくれとは…俺を初めてキモメンとして理解してくれたのはお前だけだ…」
金鬼は「キモメン」の言葉に感激したのだった。
鍵「へ?」
金「キモメン…すなわち、気持ちもイケメンって事だろ?へっ!言わせんな。」
子、桃、鍵「なんでやねん!!!」
金鬼は相変わらずのマイペース。
鍵を開けてはイケない理由とは一体?
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西の賢者の癒やしの一言
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ips細胞でノーベル賞を受賞された山中教授が若者に向けてはなった激励の言葉
「失敗は成功の元。ジャンプしようと思ったら一度かがまないと跳べない。失敗を恐れず、思いきりかがんで欲しい。」