荻原博子さんの本『老前破産』という本を読みました。その中で銀行カードローンの危険性に触れていました。
話によると、総量規制により過払い金の請求などで消費者金融が厳しい経営にさらされることになります。そして規制にひっかからない銀行カードローンは、貸し出しが2012年あたりから一気に増えたそうです。それに伴い自己破産件数も増えるという社会問題にもなったということです。
銀行といえば、いいイメージがありますし、CMでも有名人を使って銀行カードローンを宣伝していますし、みんな大丈夫だろうと安心してしまうわけですね。
しかし実態は、ネットてもいろんな記事を見てみたんですか、年率が2.0%から14.5%とされていますが、10%以上の高い利率に設定されていることが多いらしく返済がなかなか進まないことが多いらしいです。
ほとんどが元利定額リボルビング方式などで毎月同じ額の返済をしていても利子ばかりに払っており、元金があまり減らないという仕組みになっているようです。返済期間が長くなればなるほど、利息を払い続けて返済がすすまないというとになります。
もう一つの実態は、保証会社があるのですが、その保証会社が消費者金融であるということです。銀行の子会社になっています。
銀行カードローンを借り手が返済できない場合、保証会社が代わりに銀行へ弁済することになります。いわゆる代位弁済というものです。ここで気をつけたいのは、借金はなくならないということです。保証会社つまり消費者金融が肩代わりしたということになります。いわゆる債権譲渡に形は似ています。
消費者金融が債権者となり、催促が行くということだと思います。
こういう視点で考えてもとても怖くなります。
どうして銀行カードローンが2012年くらいから以上にのびたのかというは、いわゆる銀行が損をしないということだからです。返済されなくても保証会社である消費者金融が代わりに払ってくれるということですので、どんどん貸し出しをする、そして利息分がもうけになるわけで今の銀行のビジネスの中心にもなっているようですね。
利息が高く、長期に返済になれば利子ばかり払い元本が減らず返済ができなくなるということと、保証会社が消費者金融であり、返済が滞れば催促されるということを考えれば、銀行カードローンにはやめておいた方が無難かなと思います。