モテオヤジの片思い日記 -8ページ目

モテオヤジの片思い日記

初恋の人を何年も想い続けています。
決してモテないわけではない自分が、何故ここまで一人の人を想い続けているのか…このままでいいのか…自分でも分かりません。とにかく遡った当初の気持ちから今現在の日々の気持ちを素直に書いてみようと思います。

中3になってもSさんと同じクラスになれたのは嬉しすぎる出来事だった。

 

Sさんがフリーの身になった途端、色んな奴が告白したという噂を聞いた。

 

うちの学校だけではなく他校からも人気がある。

 

でもSさんは誰とも付き合おうとしなかった。

 

その理由はすぐ分かった。と言うより分かってしまった。

 

哀しいかな、Sさんの事を好きで観察している僕だからこその気付きだった。

 

ああ同じクラスのI君の事が好きなんだなと分かったときは何とも言えない気分だった。

 

そりゃだって以前にも増して男前な、それでいて好青年、なのに喧嘩が強い・・ときた!

 

僕じゃなくても、殆どの男子に勝ち目が無いだろっというくらい文句なしのいい男

 

これはもうSさんの恋の行方を見守るほか無いなと絶望的な諦めモードへ突入・・・

 

ところが、3ヵ月経っても半年経っても2人に変化なし。

 

それどころか同じクラスにいるのに、この二人が喋ってる所を一度も見た事が無い。

 

そう、Sさんは何といっても極度の人見知りに、極度のあがり症・・・

 

意識しすぎて余計に不自然なのだ。

 

目が合っただけで顔が真っ赤になってる姿は、可愛くもあり、羨ましくもあり、辛くもあったが

 

とにかく分かりやすくて、危なっかしいSさんを見ているだけで微笑ましい気分にさせてくれた。

 

おいおい、もう卒業間近だぞ、このまま発展しなくていいのか?と思っていた頃

 

I君が行動を起こした。

 

授業も終わり、帰宅する人や部活に行く人が教室前の廊下に沢山いるところで

 

急にSさんに声をかけ呼び止めたので、周りはみんな振り向いた。

 

そこでSさんに急接近したI君がボソボソと何かを言った途端、Sさんの顔がカーッと赤くなった。

 

と同時に廊下にいた女子の何人かが泣き出した

 

僕は少し離れたところから聞き耳を立てていたが何を言ったかまでは聞き取れなかった。

 

どうやら告白した事は間違いないが、I君のファンもこれまた多いわけで

 

いつも廊下に見に来ていた他のクラスの女子が告白を目の当たりにして

 

ショックを受け泣き出したという訳だ。

 

いや僕だって泣きたい気分だよと思いながらも、

 

もうSさん以外の人を好きになれる気がしなかった。

 

だからファンでも片思いでも何でもいいから近くで見る事だけは許してくれ、

 

という思いで日々過ごしていた。

 

しばらくすると二人は付き合いだした。

 

同じクラスになって嬉しいのも束の間、同じクラスだからこそ

 

その二人の関係がどんどん親密になっていくサマまで目の当たりにするわけで

 

手も足も出ない僕は、ただただじっと恋の行方を眺める事しか出来なかった。

 

悔しいとか辛いとかって感情よりも情けないという思いの方が強くあった。

 

好きな人の恋を見守る・・・と言うと聞こえは良いが

 

指を咥えて見てるだけ待ってるだけしょーもない男だ。