こんにちは。さて昨日は、かろうじて卒論を書くため


の最低限の準備はできたものの、そこからどう書けば


いいかで足踏みしてしまったため、今まで読んできた


本を読み直すことで打開しようとした話をしました。





まず読み返したのは、前に話した概説的な内容の本と、


自分の立ち位置を決める決め手になり、卒論を書く上


での柱となった本です。これだけでもかなり時間がか


かりましたが、問題はこの次で、私は、この本で唱え


ている説とは異なる説を唱えている別の本を読み直し、


比較することにしたのです。でも、それがかえって混


乱を招いてしまったのです。





ちなみに、「読み直し」たと言ったのは、実は概説本


の次に読んだのは、私の立ち位置とは異なる考え方に


基づいた本だったのです。おそらく、以前はこちらの


説の方が主流だったせいか、新書本でも発行されてい


たため、最初は何も考えず、自然とその本を選んだの


ではないかと思います。





・・・話を戻しますが、自分の立ち位置を決める時で


あれば、諸説ある中でどの説を基盤として論ずるのか


を決める上で、いろいろな説に基づく本を読み比べる


必要があります。そのため、そういう趣旨ならともか


く、決まった以上、卒論を書く上での柱となる本を決


め、読み返した後にすべきだったのは、異なる説の本


を読み直すことではなく、その柱となった本の巻末の


「参考文献」リストにある本や、同じ著者が書いた別


の本を読むことだったのです。それらを通じ、自分の


立ち位置をより明確にし、なぜその位置から論ずるこ


とにしたのか、自分なりの意見を確固たるものにする


ことが最優先だからです。




論文というのは、あくまで根拠となる資料や諸説など


をふまえ、自分の意見を論理的に展開していくもので


あり、例えば会議や討論会の司会者のように、いろい


ろな意見を出してもらった上で、それらを取りまとめ


るといった趣旨のものではないからです。ちょうど、


何かを学ぼうとする際、学びたい内容について書かれ


た本を何冊も読むことで、そのことについての知識を


固めるのと似ています。





ういえば、かつて私も、メルマガやブログを発行・


新するにあたり、それらについての入門書や活用法


どの本を何冊も読んだ経験があります。