こんにちは。さて前回は、「第三極」と呼ばれている


ちの、日本維新の会(太陽の党を含む)の話をしま


た。ここでも言いたかったのは、「自分のことを棚


に上げて、人のことが言えるか!」ということです。





つまり、元祖「野合」の民主党は、他党に「野合」な


ど批判する資格はありません。また、自分と異なる意


見をもつ人を誰よりも嫌い、乱暴な物言いと、暴言・


罵倒の限りを尽くし、とことんまで相手を論破する石


原氏や橋下氏が、「意見の違う人間が1つの組織に属し


ているのは、どの政党も同じ」「考え方が全部同じだっ


たら北朝鮮だ」などと言っても説得力はありません。





ちなみに、日本人はこういう乱暴な言動を堂々とする


人を「リーダーシップがある人」とみなしがちです。


おそらく、党内の抵抗勢力や官僚、さらにはアメリカ


や中国などにも堂々と言うべきことをはっきりしっか


り言うというイメージを持つからだと思います。でも


これはリーダーシップとは似て非なるものです。官僚


を叩きすぎると行政が回らなくなりますし、外交は


ゴとエゴとのぶつかり合いだけに、そう簡単にはいき


ません。だから首相や閣僚は皆苦労しているのです。





とはいえ、国民には選ぶ権利があります。日本維新の


会に本当に期待するのであれば、ぜひ一票を投じてく


ださい。その代わり、一票を投じた責任も発生するこ


とについても、一種の覚悟が必要です。





橋下氏がかつてマスコミで話していた通り、選挙は結


果が全てで、いやなら皆彼に投票しなければいいのに


当選した以上、全てを委任されたとみなし、当選すれ


ば何をしてもいいという趣旨の発言をしています。実


際、彼に批判的な小政党の人に対し、議席が少ないこ


とを理由に、さもその意見が民意ではないかのように


はねつけています。ということは、もし選挙に勝った


ら、彼が推す党首である石原氏が首相になることを認


めたことになります。




そうなると中国は、尖閣問題の張本人であり、確信犯


的に中国を「シナ」と呼び、南京大虐殺をでっちあげ


だと信じてはばからないような人を首相にした以上、


日本は中国に宣戦布告したも同然と受け止めるでしょ


う。でもそうなってから慌てても遅いのです。要は


「勝たせといて、今更何?」ということなのです。