こんにちは。今まで長い間、友人関係のお話をしてきまし


たが、これらを通じて一番言いたかったのは、学生の今だ


からこそ、どんなつながりがきっかけでもいいので、友人


関係をどんどん広げていってほしいということです。





・・・あまりに単純で、誰もが思い、誰もが言っている、


いや、あまりに当たり前なので、あえて口にはしないこと


かもしれません。にもかかわらず、ここまで友人の話を


引っ張り続け、その上こんな当たり前な結論を出したの


は、今の学生が、友人関係を築くあらゆるチャンスや


きっかけがありながら、それらをうまく生かしきれて


いないのでは?いう気持ちがあり、それがあまりに


もったいないと感じいるからです。





もちろん私は、普段から大学に通っているわけでも、大学


が職場でもありませんから、普段の大学生の姿を目の当た


りにしているわけではありません。ただ、予備校で仕事を


しているため、直接的にも間接的にも、他の仕事をしてい


る方よりは、大学の現状を肌で感じる機会はある方だとい


う自負はあります。その前提でお話しているのですが、例


えば、せっかく必死の思いで大学入試に合格したのに、入


学してわずか数ヶ月で退学なり休学をする学生が、最近特


に増えているといいます。その大きな原因の1つが、友人


関係を築けなかったことにあるとのことなのです。





・・・こう言うと、何かシャイで引っ込み思案な性格の人


が、友人を作れず孤独感を味わっている人ばかりのイメー


になってしまうかもしれませんが、ひとえに「友人関


係」と言っても、いろいろな背景があるようなのです。





実際、私の職場でも、毎年のように、一度は大学生になっ


た生徒が、退学や休学をした上で当校に入学し、改めて受


験をし直すというケースに遭遇します。少なくとも当校


の入学までには至らなかったケースも含めたお問い合わせ


ベースでは、年々増えているのです。