こんにちは。さて先週は、私にとって「友人の友人」が、
紹介してくれた友人とよりも続くことがある例として、高
校時代の同級生4人組及び、そのうちの1人のB君につい
てご紹介しました。でも、なぜそうなるのかについては、
今まで考えたことがなかったのですが、これを機会にあえ
て考えてみました。まず、なぜ友人の友人同士が仲がよく
なるかですが、先日ちらっとお話したように、おそらく共
通の友人という、これ以上にない共通のきっかけと話題が
あることへの安心感が大きいからだと思うのです。
共通の友人との付き合いがあるということは、その友人と
何らかの形で気が合っているからこそですし、価値観が似
通っているかもしれないと思わせる意味での安心感があ
ると思います。まさに「類は友を呼ぶ」というわけです。
だとしたら、なぜ友人の友人同士が、共通の友人とよりも
長続きすることが多いかということですが、私は主な理由
は大きく分けて3つあると思っています。1つは、何と言
っても新鮮さでしょう。共通の友人により、新たな出会い
の機会に恵まれたわけですから、最初は挨拶程度でも、だ
んだん話をしていくうちに、共通の友人とより付き合いが
浅い分、新たな出会いや、新たな発見、さらには共通の友
人とは全く別の共通点がもしあれば、それらに対する新鮮
さや興味が増幅されるのではないかということです。
2つ目は、友人関係が広がったことに対する満足感だと思
います。その満足感から、今度はこの友人との関係を深
め、継続的な付き合いをしてみようと思うのでしょう。
そして最後の1つは、逆説的ではありますが、共通の友人
に対して感じている「共通の欠点」があると、趣味などが
合うよりむしろ盛り上がることがあるのです。話している
うちに、その欠点をお互いに感じていて、そのことに関す
るエピソードを披露し合うと、「何だ、そう感じているの
は自分だけじゃないんだ」という、何だか変な意味での接
点ができ、それがやけに快感だったりするのです。