危険ドラッグによる救急搬送が後を絶ちませんね。
自分だけではなく、人を巻き込んでしまうことも報道でご覧になったことでしょう
総務省消防庁の発表によると、2009年から今年6月までの5年半に全国で4469人が救急搬送され、今年も6月までで621人に上っています。
危険ドラッグは、乾燥した植物片などに規制対象外の薬物を混ぜたもので、吸引すると、幻覚や興奮作用を引き起こします。
どんな薬物が原因で起きた中毒症状かわからないこともあり、救急医療現場にとっても大きな負担なのですね。
薬物と言うと、=芸能界というイメージもありますね。
ミュージシャンや、ダンサーetc...
それもちょっとチョイ悪的なヤツラではね。
ハーブではないですが、あのASUKAでさえ手を出す、薬物の世界。
今回は一般人が多いのは、「違法」ではないことが強調され、比較的安価で入手しやすいことから、危険ドラッグは「ゲートウェー(入り口)ドラッグ」と位置づけられています。
警察庁のまとめでは、摘発された乱用者のうち8割が、薬物犯罪の「初犯者」でした。
このため、危険ドラッグが入り口となり、やがては安価では手に入らないような、違法薬物に手を出すといったことに繋がる恐れは十分にあります。
そうなると、それを手に入れるために、法律を破る別の事件にまで手を染めることにもなりかねません。
そのようなことにならないような対策が重要なのです。
なので、最近は渋谷や新宿界隈のハーブ店への立ち入り調査も行われていますよね。
取り締まりや法規制も厳しくなっています。
後日書きますが、ハーブを吸った後に、自転車に乗っても厳しい罰則ができました。
一部の医療機関では、再発予防のための依存症治療にも取り組まれています。
うつ病の治療としても普及している「認知行動療法」です。
認知行動療法では、依存に陥った背景や薬物に頼ってしまう心の動きを読み解いたうえで、思考や行動パターンを変えることで、依存からの離脱を目指します。
おいらもうつ病ですが、やったことはありませんので、詳しくは書けないのでごめんなさい。
通院治療のほか、専門外来を設け集団による入院治療プログラムを行っている医療機関もあります。
ですが、こういった専門治療が受けられる医療機関は全国でも限られていますからね。
ひどい症状の人は、集団ではなく、隔離病棟に入院、なんてこともありますよ。
もちろん感染症病棟ではなく、依存症患者用ですが、刑務所のように取り扱える身の回り品が限られます。
離脱症状に苦しむあまり、なにをしでかすかわからないためです。
再発を防ぐためには、取り締まりとともに、依存症治療の取り組み強化が欠かせないと思いますね。