世界の大人にテストを受けてもらったところ、日本の大人は基礎的な学力が世界一ということでした。
でも、いったいどんなテストを受けていたのかなぁ、気になりますよね。
皆さんは親から、「ちゃんと勉強しなさい!」とか「なんじゃい、この成績は」とか、言われたことはありますか
おいらのことは抜きにして自分の娘にはあまり言わなかったですね。
おいらに似て、頭が良かったので、新宿高校や駒場高校は行けたようですが、本人は欲をかくほうではないので、楽の方を取り、推薦でいける都立の高校に進学しました。
専門学校も推薦みたいなもので、社会人の就活もすぐに決まり、実にいい子です。
ただ、挫折を知らないので、マジでそれが心配ですね。
さて、「じゃあ、自分たち大人はどうなのよ?ちゃんと勉強してたの?」なんてひそかに思ってました。
今回、紹介するのはなんと、その大人の学力を試すテストが行われた、というものです。
子どもの立場から見て笑われなければいいのですが...
さて、日本人が世界一になったという算数の問題を見てみると、割り算でまんじゅうの数を計算したり、模型の展開図を選んだり……。
むむっ? 小学生のみなさんでも解けそうな感じです。
実はこのテスト、普通の学力テストではないのです。
正式名称は「国際成人力調査」といいます。
大人が今まで勉強して得た知識がどのくらい仕事や生活で使えるのかを試すテストです。
日本人は、小さい頃から読み・書き・計算の基本をしっかり勉強して、日常的に計算を使ってきたから、問題も簡単に見えるし、良い結果を残すことができた、と専門家は分析しています。
実際、国別ランキングを見ると、世界ではこうした問題が苦手な国もあるようです。
一方で、日本人の弱点もわかりました。
日本人は文章を読み解く力と算数でものごとを考える力で世界一になったのに、パソコンを使いこなす力は10なのです。
IT系が弱いですね。
インドなどはIT系が強いのはご承知の通りです。
しかも、このテストは本来、パソコンで回答するものなのですが、驚いたことに日本人の36.8%もの人がパソコンを使ってテストを受けられず、紙の回答用紙を使っていたのです。
新聞の社会面でも、日本の課題として取り上げられています。
テスト結果をみると、読み・書き・計算に力を入れてきた日本の教育は世界に誇れる一方、IT教育は少し遅れていることがわかりますね。
テスト結果は、国ごとの教育文化を反映しているようで、面白いですね。