節約志向で各社軸足
ビール大手4社の2013年の国内事業方針が出そろったようですね。
おいらはノンアルコールでも、アルコール類は飲まないのですが、ご興味のある方への情報です。
各社は低価格で人気の第3のビールに重点を置き、新商品の投入などに取り組むようです。
各社は昨年、利益率の高いビールの販売推進を打ち出したが、消費税率が引き上げられる見通しになったことで節約ムードが強まると見て、再び第3のビールに軸足を戻す方針のようです。
13年に新商品を消費者に浸透させ、14年の増税本番に挑みたい考えをしています。
「増税で第3のビールが伸びる。今年勝てなければ、来年、再来年も勝てない」と、アサヒビールの
同社は主力商品の「クリアアサヒ」に、派生品の「クリアアサヒ プライムリッチ」を追加する。
すっきり辛口のクリアアサヒとは逆に、豊かなコクと味わいを追求したといいます。
キリンビールもコク重視の「濃い味 デラックス」を発売します。
両社とも、プレミアムビール愛飲者に手ごろな価格の選択肢を提案する戦略ですね。
一方、サントリー酒類は辛口の「グラン ドライ」を投入し、辛口ビール愛好者を狙う方向です。
サッポロビールも既存の「麦とホップ」を刷新し、期間限定の派生品も発売する。
厳しい消費環境や少子高齢化のため、各社は13年のビール類市場全体の販売量を、前年比1~3%減と推計。
その上でアサヒは0・5%増、キリンは1・2%減、サントリーは4・2%増、サッポロは1・8%増を見込んでいます。
いずれもビールは微減から微増程度、発泡酒は減少とし、第3のビールの伸びで補う戦略が妥当との判断でしょうね。