マイクロロンの施工 | 鉄馬改適狂走生活記

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[手順書の疑問]

 

☆注入方法について

 

①エンジンをかけながら、レベルゲージ孔より”ゆっくり時間をかけて”(2~3分)注入する。

②オートバイ及びレベルゲージ孔からオイルが噴き出る場合は、エンジンを止めてから注入していい。

 

って事はだ。

 

エンジン止めて入れても良いのであれば、手順書のカキカタとして

「エンジンを止めてから入れる」が前者となり、「エンジンかけながら」が後者でしょ?

※レベルゲージの無い車は混合可とも謳っている

 

エンジンをかけた状態でマイクロロンを入れるのが理想であるとするならば

『レベルゲージ孔及び注入口に、アダプターを作ってでも入れろ‼』

って謳えばいいじゃん!

 

だってそれが正式なやり方なんだから。

 

 

結果:エンジンを止めてから注入

 

 

 

☆注入後について

 

「注入後は直ちに30km以上走行する事。その間エンジンを止めてはならぬ」

 

30km以上走行ってナニ?

 

コーティングって、距離じゃなくて”時間”だと思うんだよね。

 

平均時速90km/hで30kmを走るのと

平均時速30km/hで30kmを走るのでは

エンジン稼働時間が3倍(1/3)も違うんだよね。

 

稼働時間が長ければ長いほどコーティング剤は撹拌されて

エンジン内部を循環させながら隅々まで行き渡ると思うのよ。

 

 

結果:27キロの道のりを75分かけて走行

 

 

 

まぁそんな”ごじゃっぺ”な取説を無視して、自己流で施工したってワケ。

 

 

 

[施工準備]

 

エンジンオイル交換手順

 

①#1のインテークバルブにエンジンコンディショナー注入

②フラッシングを実施

③エンジンオイルとオイルフィルターの交換

 

 

①は、キャブを外した時にスラッジ系の汚れを確認した為

②は、クラッチカバーを外した時にエンジン内部に擦れば取れる堆積物を確認した為

③は、②の効果をフォローすべく、洗浄性能が高いオイルを使用

 

 

 

[施工]

 

☆DATA

・1オンス=28.3495g(≒28g)

・16オンス=28g×16=448g

・オイル1Lに対し80㏄を注入

・注入量:3.5L×80㏄=280㏄

※エンジンの仕様によっては半分の量を2度に分ける

 

 

実はマイクロロンの注入は今回が初めてではなく

前回のオイル交換時に、職場で余っていたモノ(50cc)をお試しで入れていた。

 

 

その時はシフトフィーリングに変化がみられた。

 

それまでのギヤチェンジは操作力が固く、包丁でジャガイモを切る様な感覚だった。

マイクロロン注入から20キロほど走行した頃、ギヤがスコスコ入る様になり

感覚としては包丁で沢庵を切る様な”柔らかさ”を感じた。

 

その後何キロか走行しているうちに

そのシフトフィーリングはどっか行ってしまい

気が付けば元の固い状態に戻っていた。

 

 

前回のオイル交換から1800kmも満たないウチに、フラッシング+オイル交換を実施。

 

『注入から1600km以降で保護効果を発揮する』とあるが

規定量も満たない50㏄の量では、正常なコーティングもされているかどうか・・・

 

 

ただその時のシフトフィーリングは間違いではなかった。

 

今回マイクロロン注入直後に走り出すと

沢庵を切る様なシフトフィーリングが速攻で表れた。

あまりにもスコスコ入るので、低回転域からガンガンシフトUPして楽しかった。

 

最初のなんちゃって施工であっても、シフトフィーリングの向上性はあった様だ。

 

 

 

一方で、何の予備知識も無ければ

機械の事など全くわからない素人のオートバイにも注入したところ

やはり「シフトの入り方が柔らかくなった」とおっしゃっていたので

注入後の体感として、コレは正しいのであろう。

 

 

 

ともかく

油膜切れによる潤滑不足→カムかじりが起きない事を願うばかりだ。