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★登場人物
◎今 勝成(こん・かつなり)
何度も婚活に失敗して挫折している時に音々から電話があって急遽、茨城県へ行く事に。
◎戸成 音々(となり・ねね)
勝成の隣人であって友達以上恋人未満。今回は仕事で茨城県に勝成を呼び出す。
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勝成は、早朝に音々からの着信で起こされた。
勝成「はい、もしもし?」
音々「ねえ、アンタ今日ひま?今から茨城県までアタシを迎えに来てくれないかな?」
勝成は、時計を見た。
勝成「朝4時だぞ!本気で言ってる?」
音々「車両回送で帰りは電車だから、この時間は始発無いからさ……ねえ、お願い!」
勝成「わかったよ……で、場所は?」
音々「道の駅・ごかに6時で宜しく!」
勝成【……久々の音々からの呼び出しだった。最近会って無かったから渋々行く事にした】
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勝成は、道の駅・ごかに来た。
勝成「圏央道1本で来れるけど流石に遠いなあ〜音々はどこにいるんだろ?」
音々「ここは……何なの?」
勝成「(看板を読みながら)ここは……どうやら農民と警官隊の衝突があったみたいだね」
音々「へえ〜こう言う史跡にも興味があるなんて勝成って意外と勉強家なんだね」
勝成【……いや、ただ珍しくて寄っただけで決して勉強家では無い事は内緒にしておこう】
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二人は、シンボルタワー未来にやって来た。
音々「あ〜タワーだ!高い所とか良いね〜」
勝成「ここもマンホールカードが貰えるんだけど、音々が高い所好きなんて意外だね」
勝成【……僕は、過去に行った夢の吊り橋で怯えた音々をふと思い出した】
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二人は、シンボルタワー未来の最上階の展望台に来た。音々は楽しい様子ではしゃいでいる。
音々「わあ〜凄い良い眺めだね〜ほら、勝成も楽しんでよ!高い所大好き〜」
勝成も渋々、ポーズを取っている。
音々「マンホールカードって色々な場所で配っているんだね。私も集めようかな?」
勝成【……音々もマンホールカードに興味を持ったようだ。二人で色々と旅するのもいいかな?って、ふと思ったが僕には婚活という試練があるから何だか複雑な気持ちになった】
遠くを眺めていた音々が急に黙った。
勝成「……音々?どうした?」
音々「いや、毎日毎日仕事に疲れてこうやって遠くを眺める機会が無かったなあ〜って……今日は、ありがとう!迎えに来てくれて」
勝成「……大事な友達だからね」
音々「……そうだね」
勝成【……音々は友達以上、恋人未満の大事な存在である。もしも、僕が音々を好きになってしまったら今までの関係が壊れてしまうかもしれないから、この関係のままが良いだろう】
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二人は、ステーキ宮に来た。
音々「今日は、私の奢りだから遠慮なく食べていいぞ!でも、ビールはダメだよ」
勝成「じゃあ、遠慮なく頂きます!」
勝成は、ハンバーグを頬張った。
音々「それより、婚活の方は順調か?」
勝成「いや……全然ダメだね」
勝成【……僕は、今まで逢った女子を思い出した。仮面を被る女子、家出少女、冒険女子、前科持ち疑惑女子、メンヘラ女子と痛いコばかりだったが良く考えると音々が1番まともか?】
音々「どうしても上手くいかなかったら、最後は私が面倒見てあげてもいいぞ!」
勝成「……え?」
次回に続く。
★迷王の婚活旅⑦
◎監督 TRICK★STAR
◎演出 TRICK★STAR
◎脚本 TRICK★STAR
◎出演 TRICK★STAR
◎撮影 TRICK★STAR
◎編集 TRICK★STAR
◎衣装 TRICK★STAR