2008年の【THE DAY IN QUESTION】では、
どの会場もライヴ本編は、同一のセット・リスト演奏となった。

01.Alice in Wonder Underground
02.疾風のブレードランナー
03.Baby, I want you.
04.ANGELIC CONVERSATION
05.GLAMOROUS
06.CREAM SODA
07.ORIENTAL LOVE STORY
08.Snow white
09.絶界
10.love letter
11.唄
12.ROMANCE
13.極東より愛を込めて
14.鼓動

このウチ、翌2009年の2月に「スカパー!」でテレビ放映された【THE DAY IN QUESTION】。
前年のライヴツアー【PARADE】のオープニング・ナンバー「ANGELIC CONVERSATION」と
最もBUCK-TICKらしいシングル・ナンバー「GLAMOROUS」が、時間編集の都合上、
カットされたが、全国のファンが、2009年の到来に胸を弾ませる内容であったのは間違いない。

この年、三か所で実施された【THE DAY IN QUESTION】のアンコールでは、
彼らの最新楽曲を含むナンバーが演奏されたが、
セット・メニューとして順序が、三会場とも異なっている。

初の【THE DAY IN QUESTION】開催となった前に会場【京都会館第一】
そして東海地方では駅横に隣接するタワー【アクトシティ浜松】
両会場でのアンコール・セット・リストは以下の通りである。


■12月18日 【京都会館第一】公演
EN1-1.真っ赤な夜
EN1-2.ICONOCLASM

EN2-1.GALAXY
EN2-2.HEAVEN

EN3-1.ILLUSION
EN3-2.RENDEZVOUS~ランデヴー~



■12月23日 【アクトシティ浜松】公演
EN1-1.GALAXY
EN1-2.HEAVEN

EN2-1.真っ赤な夜
EN2-2.ICONOCLASM

EN3-1.ILLUSION
EN3-2.RENDEZVOUS~ランデヴー~



アンコール3の「ILLUSION」「RENDEZVOUS~ランデヴー~」が固定化され、
ライヴ・アクトには欠かせない戦慄のBTインダストリアル「ICONOCLASM」に加え、
最新シングル収録の「HEAVEN」「真っ赤な夜」、
そして2009年の新春リリースが決定していて、メディアでも頻繁にヴィデオ・クリップが、
オンエアされていた「GALAXY」が披露されている。


2008年12月29日の【THE DAY IN QUESTION】日本武道館公園では、
さらにアンコール曲順が変更され、
【京都会館第一】【アクトシティ浜松】では、最後のアンコール3で登場した楽曲からの
スタートとなった。

「20ウン年前の曲とたった2ヵ月前の曲を聴いてください」

ということで1987年のファースト・アルバムから「ILLUSION」と、
リリース前の最新楽曲「GALAXY」を続けて演奏することになったBUCK-TICK。
昔から変わらないメロディの美しさとキャリアを重ねたバンドならではの表現力を感じさせる。

櫻井敦司は口数少ないMCで
「いちばん新しい曲をきいてください」と、
一言だけ残し翌2009年1月14日リリースのニューシングル「GALAXY」を披露となる。


当然のことながら、ライヴ初登場の「GALAXY」は、ファンの耳に、そして目に、
どんな風に、映ったことだろうか?


恐らく、誰もが、「これぞ・・・!待っていたBUCK-TICKの姿だ!」

多くの人々が、そう、想ったのでは、ないだろうか?

そう、僕は、想像していた。


待っていた?

いや、彼らは、いつでも「GALAXY」みたいだったはず・・・。

僕達の持つBUCK-TICKのイデア(すなわち理想)こそ、
この「GALAXY」???


$【ROMANCE】




もう、文句のつけようが、な、か、っ、た。



正直に告白しよう。


「ノック・アウトだ」・・・。


本当に、彼らを“体現”する素晴らしい楽曲である。


スバラシ過ぎる楽曲に、レヴューは、あまりに無力・・・。


ただただ、黙って聴いていたい。


間違いなく、最新楽曲のはずなのに、懐かしい。


なぜ?


月を見上げると、なぜか、哀しく、なるのに、似ている。


「GALAXY」を聴いていると、数々のBUCK-TICKの名曲たちが、
まるで、走馬灯のように、頭の中で鳴り響き、胸の一番、奥深いところをくすぐるのだ。


なぜ?かは、全く、不明だ。


逆に、その理由を挙げろと言われれば、何万語も、何億語も、溢れてきそうな気さえする。


$【ROMANCE】


でも、きっと、僕の理由は、他の誰とも違うのだろうし、
だけど、きっと、BUCK-TICKが好きな人は・・・、
否、これまで、あまりBUCK-TICKが好きではなかった人や、
「GALAXY」で、はじめてBUCK-TICKという極東の小さな島国のロックバンドの一曲を聴いた
という、全く異文化の人でさえ、もしかすると、僕と同じ“気持ち”になるんじゃないか?
そんな風にさえ、想える一曲が「GALAXY」だ。


だから・・・。

だから・・・。

だから・・・。


この一曲は、きっと、愛する人に捧げたくなる一曲だ。


だから・・・。

だから・・・。

だから・・・。


今夜の【ROMANCE】は、そんなに言葉は必要ないない、よね?


その分、何度も、何度も、何度も、あなたに聴いて欲しい一曲。


「GALAXY」



・・・愛してる。












$【ROMANCE】







GALAXY (4:19)
(作詞:櫻井敦司 作曲:今井寿 編曲:BUCK-TICK)


君のその胸 ハートマーク踊る

濡れている羽震わせて 命キラキラ踊りながら

さあ目覚めだ さあ飛びたて さあゆっくり ほら


君のその胸 ピースマーク描く

太陽羽透かしてみれば 命ギラギラ溢れそうさ

さあ目覚めだ さあ飛びたて さあゆっくり ほら


君はもう飛べる 何処だって行ける

天の水辺羽遊ばせて 命ゆめゆめ踊れBABY

さあ夜明けだ さあ羽ばたけ さあゆっくり ほら


悲しい予感する夜は 闇夜を走れ 走れ

真夜中 君は夢見て泣いている とても綺麗な夢をみた

真夜中 君は夢見て震えてる 何も悲しい事は無い


君のその胸 ハートマーク踊る

濡れている羽震わせて 命キラキラ踊りながら

さあ目覚めだ さあ飛びたて さあゆっくり ほら


悲しい予感など無いさ 僕は嘘をついた

真夜中


真夜中 君は夢見て泣いている とても綺麗な夢を見た

真夜中 君は夢見て震えてる 何も悲しい事は無い

真夜中 君は夢見て泣いている とても綺麗な夢を見た

真夜中 君は夢見て・・

$【ROMANCE】
$【ROMANCE】