$【ROMANCE】


【ROMANCE】をあなたに。

毎晩、毎晩、本当に、ありがとう。

【ROMANCE】を書き始めた切っ掛けは、
一度、前に書いたことがあるのだけれど。

或る人への「恋文」でした。

僕は、BUCK-TICKと出逢ってから、
或る「死」を通じて、
このバンドが、僕の密室の中で、特別なものに変化して行くのを感じていました。

その「死」の存在が、一時は、哀しくて、辛くて。
BUCK-TICKというバンドから離れようとしたこともありました。
思い出してしまうんですよね。

でも、それは、無駄でした・・・ね。

離れよう避けようとすれば、するほど、
僕は、彼らに、のめり込んでいった・・・。

それは、足掻き、もがけば、更に嵌っていく砂漠のよう。
それが、まるで、人生のように。


・・・。


本当に、多くの人にお便りやコメントを頂いて。

【ROMANCE】は、変わっていきました。

なんか、とても、他人事のような言い方ですが、
今、そう、想います。

読んでくれたあなたの“思惟”が、僕というフィルターを通して、
BUCK-TICKを表現させてくれた、と。
正確にいうと、読んでくれたことよりも、書かせてくれた、
その事に対して感謝したい、と想うところが大きいですし、
今は【ROMANCE】を書かせてくれたすべてに感謝を述べたい気持ちです。

本当に、ありがとう。

とはいえ【ROMANCE】は、僕の密室の妄想を、
あまりにも、ストレートに書き綴ってしまったため、
本来のBUCK-TICKレヴューとしては機能していません。
しかし、僕自身も、彼らとこんなにも向き合えた事は、これまでも、なかったかも知れません。
そういう意味で、僕は【ROMANCE】の存在に感謝しています。
きっと他の誰よりも・・・。


現在もリアルタイムで続くBUCK-TICKの活動。
『memento mori』から新たに展開される彼らの活動は、
これからも続いています。

まだ、これから日本武道館・・・ですよね。

ここで、『memento mori』から自立・自律した楽曲達の姿が見られます、ね。

これが、何を意味するのか?

それには、まだ、時間を要するようです。
(※でも、amazonの『memento mori』レヴューを読むだけで、
このアルバムの衝撃がどれだけのモノか?わかりますよね・・・)

正直、この先も書き続けたいという欲望がないわけではないのです。

が、僕は、どうやら、他の人よりも、咀嚼に時間がかかるタイプみたいで。

それは、とても、楽しみな、時間でもあります。

これから、次にニュー・アルバムが出るまで、ゆっくりと『memento mori』を堪能したいな、と。
(『memento mori 090702』もリリースされますし)

だから、やっぱり、
一旦、【ROMANCE】は此処で終わりたい、と想います。






此処にあるのは、僕とあなたの“密室”で起こった出来事・・・。

だから、とても恥ずかしい事では、あるけれども、
此処は、このまま開けておこうと想います。

あなたと出逢えた証拠に・・・傷跡を残して。

これも、そう、あなたのアイデアですよね。

夢、幻も、また、しっかりと“実在”するのです。

YouTubeの動画は、生き物のように消えて行きますし、
それが、刹那的で、いいところでも、ありますよね。

そして日々、新しいナニカが誕生しています。
この瞬間にも・・・ほら。

僕も、BUCK-TICKをこれからも見続けていきたい、と想います。
だから、あなたも、どうぞ、BUCK-TICKを聴いて下さい。

どの楽曲でもOKです。

それが、あなたの心象となるでしょうから・・・。

【ROMANCE】は、僕からの【BUCK-TICKノススメ】です。

もし、あなたがBUCK-TICKやその他の事について、
此処で語りたくなったら、
どうぞ、今まで通り、お便りやコメントを頂けたら、
至極、光栄に想います。



網の向こうのあなたへ。

【ROMANCE】を捧げます。

やっぱり最後は、この曲で。








ごめんなさい。

ありがとう。

さよなら。

また逢いましょう。

愛してます。





yas



PS.
merry memento X mas!

and a happy Bran-New-Year!