「暑いっすねぇ~。
ついにこの日が来たナァ~~って感じですね」


(樋口“U-TA”豊)


CS放送「テレ朝チャンネル」にて、
2007年11月17日(土)23:30-26:00
『BUCK-TICK FEST 2007「ON PARADE」』の模様が放映された。
(※2008年1月23日、2008年2月9日「ON PARADE」は再放送されている。CS放送「テレ朝チャンネル」にて)


DVD作品による『BUCK-TICK FEST 2007 ON PARADE』がリリースされるのは、
翌年2008年4月2日を待つことになるので、
このTV放映は、全国のフェス参加が出来なかったフリークへ向けての、
最高の感謝と祝福の時となったであろう。

長いキャリアの中でも、最も大きなイベントとなったこの2007年の
【BUCK-TICK FEST 2007 ON PARADE】は、

以下にコメントしている参加アーティストを初め、
セッティングと運営を実施したスタッフ。
特別に用意された“花火師”。
そして、全国各地より“集結”を果たしたBTフリークと、
何よりも、BUCK-TICKの5人が創り出した“永遠の絶頂”をトレースしたものである。

それでは、参加アーティストのコメントを聞いていこうではないか!





◇◇◇◇◇






まずは、トップを買って出た清春。

「え~。今日は、トリビュートも一曲目で、出番も一曲目、一番目に指名してもらったので。
まず、ちょっと盛り上げたいなっていうのと。
月並みですけど・・・」

控えめに語る清春…しかし一曲目から、“ダイナマイト級”の爆弾を投下してくれた。

この“ダイナマイト”について、
櫻井敦司も、語る。

「あのオープニング、清春君と出来るのを凄く光栄です」

「あの清春君の気持ちが、よく分かったというか、本番、当日になって、
じゃあ一曲目に演りましょう、っていうんで・・・。
すごくよかったと思います。キレイなスタートが切れて・・・」






◇◇◇◇◇






続いて登場したBALZAC。
ライヴツアー【PARADE】出演時と同じく、
このジャパン・ホラー・ロックの雄も、恐縮しつつ、
最大の“リスペクト”を贈っている。

「え~20周年おめでとうございます。
まあ、今回出演させて頂いて、ありがとうございます!
え~ボクら一番野外が似合わないバンドなんですけど。頑張りマス!」



スタート直後から“夢見心地”の櫻井敦司。

「素晴らしい。こんな素敵な日はないですね。夢のようですね、今・・・。
フワフワしてて」





◇◇◇◇◇


続くは、RUNAWAY BOYS (kyo and nackie)。
強力ハードコア COALTAR OF THE DEEPERSのNARASAKIと、
BUCK-TICKとは、ほぼ同期のヴィジュアル・スターkyoのスーパーユニット。
kyoは、デッド・ワイヤー 、横須賀サーベルタイガー、Ba-Rra、
そして、D'ERLANGER、DIE IN CRIES のバンド暦を持つカリスマ・シューターだ。


チャーミングな声を聞かせるナラサキ。

「あっ、おめでとうございます。これからもいい音楽を創り続けて下さい」


kyoも、コメントしている。

「え~。20周年おめでとうございます。
え~僕達も追い付くようガンバって行きたいと思います。
これからも宜しくお願いします」

記念撮影する櫻井のショットにヤガミトールが、
カットインする。

「(写真にはいちゃダメ♪)アニイ!原宿で売るんだから!アニイ(笑)」



ヤガミトール
「もうフェスだから楽しいですね。さっさと終わらして、こう、ガァァーーっと、イキたいですね。
今井が今日は機嫌がいいですからからね。
ゆうべもしこたま呑んでて、迎え酒になってますからね」





◇◇◇◇◇





アニイの言う通り今井寿は、イイ感じだ。

「あっ、もう、べロンべロンです」


そんな、師匠に、祝福を述べるAGE of PUNK。
天候にも、感謝を!


「最高ですね!暑いし、もう台風去ったし。
もう、嵐に巻き込まれるバンド“AGE of PUNK”なんで!!」

asaki
「ああっ!黄色い!」

今井
「ガンバリマス」

asaki
「師弟愛で!」

今井
「また、酒、呑んで来ます」

SAY⇒ICHIROU
「ギター温めときますますわ」



師弟愛の奏でる初期BTクラッシックス!
ステージから戻るへべれけのノイズギターの巨匠に声をかける櫻井。



「へロへロじゃないか、よ(笑)!」



◇◇◇◇◇



ATTACK HAUSは、BUCK-TICKの構築したジャンル=デジロックのバンドである。
2004年にメジャーデビューしたが、
2006年10月22日から活動停止状態。
そして、この2007年から活動再開している。


櫻井は、そんな彼らに、声をかける、

「また、ウチで飲みましょう!・・・その顔で(笑)」

元CASCADEのヴォーカリストMASASHIが返す。

「ダイジョーブっすか?ダイジョーブっすか?(笑)」


ATTACK HAUSが気合いを見せる。

「(意気込みをお願いします)ハイ、アニキ、寿司ごちそうになります!!」

「やるしかないっしょーーー!!!」

このアニキとは、櫻井敦司のことであろう。





◇◇◇◇◇




星野英彦も姿を現した。

「最後まで、無事に終われれば、また、楽しい酒でも呑もうかなぁ~と思ってます」

櫻井敦司が、今井寿と絡む。上機嫌だ。

「今井サン、金魚の顔してマスねぇ?」

今井寿の反撃に出るが、

「アッ、彼ぇ~、けっこう、イイ感じなんで!!」

どうやら櫻井敦司に、軍配が上がったようだ。

「カレぇ~って(笑)。もうね、午前3時くらいの顔してます」




◇◇◇◇◇




そんなへべれけの堕天使:今井寿の“スーパーヒーロー”の登場。

遠藤ミチロウだ。

「BUCK-TICK20周年おめでとうございます。
え~~~~、死ぬまで!やって下さい!」


さすがは、ジャパン・パンクスの生きる伝説。

実に、味わい深い“賛辞”を贈ってくれた。





◇◇◇◇◇





櫻井敦司のソロ・プロジェクトに参加した、
スゴ腕ミュージシャン軍団“THEATRE BROOK”。


佐藤タイジの独特なフィーリングのコメント。

「Buck-Tick20周年おめでとうございます~。
これは…このフェスは、妄想を実現してますね。“妄想実現組”…みたいな。
いや、そこに参加出来て良かったです~。
あの、ボク、これから演奏して来るんで、チャント、出来ればいいなと、思ってます(笑)」

演奏を終えた佐藤タイジは、
20周年を迎える悪魔たちを見ておびえる…

「怖いよ~コレ(笑)。見た目に怖いよ~(笑)。
ありがとうございました!あっ、ちょっと、後は、呑むんで。呑むんで」




◇◇◇◇◇




櫻井敦司の『愛の惑星』関連から、もうひとりの“巨匠”。
ジャパン・ニュー・ウェイヴは、この人から覚醒した。




土屋昌巳。




「BUCK-TICK20周年おめでとうございます。土屋です。
エー。BUCK-TICKも、いよいよ国の宝になりましたね。大切にします。
どうぞ、後20年30年頑張って下さい。そしたら、きっと世界の宝になれるでしょう」




今回も参加してくれた神業パーカッショニスト=スティーヴ・エトゥ。
コミカルなコメントを贈ってくれた。

「まあ、20周年ということで、オメデトウゴザイマス。
ワタシも来年、生誕50周年を迎えますので、還暦も後10年と迫りました。
まあ、お互い、いろんな周年を重ねてマイリマショウね。
はい、では、Tokieチャンから、どうぞ!」

ふられたレディース・ベーシスト=Tokie。

「え!え~と、あの~。ガンバリま~す♪」


土屋昌巳は、

「土屋、全力の“愛”を以ってガンバリます」

と“愛”を込めてパフォーマンス。





◇◇◇◇◇





アルバム『PARADE~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~』では、
トリを務めた西川貴教率いるabingdon boys school。

メンバーは皆、「惡の華」世代のニュージシャンである。

「この度は、おめでとうゴザイマス!ハイってことで。20周年!!
ねっ、我々は、まだデビューして一年足らずでゴザイマス。
ねぇ、ということで、我々もBUCK-TICKの皆さんに追い付き追い越せで、20周年を迎えられるように」

「絶対、追い越せない…」

「追い越しは出来ませんよ、随分、ソノ、リーチがありますからね!
とりあえず、ホラッ、お祭りですしね、思いっきり(楽しまないと、ね)そうそうそう!!
打ち上げまで・・・ガンバリたいと思います。
ガンバって朝まで・・・がんばるゾぉー!!」


そしてステージに上る直前、本音?を漏らす西川貴教・・・。

「終わってからの方が心配…。ライヴ自体、別にいいんですけど・・・。
終わってからの打ち上げが心配ですね・・・(笑)。
どこまで、付き合わなければ、いけないのか・・・?」


打ち上げ!?もちろんエンドレスだ!





◇◇◇◇◇





このステージが、始めてのライヴ・アクトとなった“rally”は、
BUCK-TICK20周年記念オフィシャルトリビュートアルバム
『PARADE~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~』に、参加するため、
GLAYのHISASHIの呼びかけにより結成されたバンドである。

メンバーはギターがHISASHI(GLAY)、ベースにウエノコウジ(Radio Caroline)、
ドラムをMOTOKATSU MIYAGAMI(THE MAD CAPSULE MARKETS)
そして、ヴォーカリストはTERU(GLAY)。



TERUが自身の青春時代を語る。

「えー、ボクとHISASHIはですね、高校時代こうBUCK-TICKで育ったんで。
このイベントに参加出来た事をホント嬉しく思います。ありがとうございます!
あと10年・・・そして10年以上、このカッコ良さで頑張ってもらいたいなと思います」

そして、発起人=HISASHI。

「今日はアノ、ファースト・ステージなので。ボクらもチョットどうなるかわからないですけども。
この四人の出すサウンドっていうのを楽しみにしているのはボク達なので。
そのステージ・マジックみたいなものに期待してます」

日本一売れっ子のヴィジュアル・バンドのヴォーカリストTERUも本音が出る。

「緊張しますね」

元・thee michelle gun elephantのベーシスト:ウエノコウジが答える。

「ねぇ。初めてだからね!
いつもやってるバンドなら、なんとかなるもん、だけどね」


そういいながらも余裕しゃくしゃくウエノコウジのコメント。

「いや、もうね、新人バンドなんで、僕らも解散しないように頑張ります!
20年続けて行けるように!」





◇◇◇◇◇





悪友、親友、弟分、呑み友達・・・

BTと“J”はそんな関係だ。

たまたま、やってるのが、同じ“ロック”だっただけ…。

そんな気がする。





この日の“火付け役”“J”は、やけにあらたまってこう語る。

「はい。“J”です。え~、20周年おめでとうございます。
エ~、これからも、ガンガンに、先端を突っ走って逝って下さい!
これからも!応援しております。
今日は、オレ達らしく、騒々しく、やりたいナ、と思ってます。
ドウゾ、お楽しみに・・・」


BUCK-TICKの創り出すサウンドを一番楽しみにしているのは、俺だよ。

そんな、“J”の声が聞こえて来そうだ。

兄さん達のステージは、今夜も俺が温めとくよ!

安心して、大暴れ出来るように。。。





◇◇◇◇◇





ヒップ・ホッパー“MCU”も感謝を述べている。


「いや、もう、ホントに、20周年!こう、ですね。
いつも、すごい、カッコイイ、クールなサウンドを届けてくれて。
ホントに、あの、オメデトウゴザイマスというよりは、アリガトウゴザイマスって感じで」


“リスペクトBT”をステージで連呼する彼も、
ある意味「惡の華」世代の代表だ。

かつて巣鴨の番と言われるほど地元では有力者だったという彼も、BT愛聴者!

そう、この世代は、誰もが、バクチクしてた!





◇◇◇◇◇





続いては、「東洋のテクノ・ゴッド」。
KEN ISHII降臨。

彼のこのイベント参加は、彼自身もが“驚いた”ようだ。


「20周年おめでとうございます。
最初にお話しを頂いた時は、結構、ビックリしました、というか。
で、出てる人達も、ハッキリ言って、自分だけ、違う感じかな、みたいな。
ちょっと、ドキドキもありつつ。
この後で、BUCK-TICKさんと一曲セッション演るんで。ソッチも楽しみですね」



そう、BUCK-TICKライヴの狼煙は、彼が上げることになる。


なにも考えず、身体を揺らしてくれ・・・。






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