ラジオNack5の番組『THE SHOOTING HITS!』のコマーシャル映像。
櫻井敦司のトークを流した番組のCD/DVDそして年末の【THE DAY IN QUESTION】の宣伝。



ここでも、新リリースとなったシングル盤『幻想の花』について語っていて、
2年前に制作されていた楽曲であること、
また、当時の歌詞を変更してヴォーカルを再度入れ直して
収録されたことが解説されている。

また、同時発売のDVD『Mona Lisa OVERDRIVEーXANADUー』にも、
同曲が収録されていることを告知している。

「DVDは、2年前のまま、なんですけど」

とは、歌詞の事。

そして、この直後に予定されている年末のお約束。

非常に精力的に活動を続けてきた2002年から2003年にかけてのライヴ活動。
その最後の大花火が、年末スペシャルライヴ【THE DAY IN QUESTION】。

更に、特別の2DAYS開催となる日本武道館公演を控えてのコマーシャルで、
一年の感想も同時に語っている。


「THE DAY IN QUESTION。遊びに来て下さい」

と気さくに友人を誘うかのよう宣伝している。

さて、2003年の【THE DAY IN QUESTION】であるが、
2日目の12月29日のステージが、BS放送の『viewsic』で生中継放送された。
また、前年の2002年から、
ライヴ演奏自体が非常に珍しい楽曲をセットリストに取り入れる傾向が顕著で、
2DAYSでの、全く別メニューでの構成案を発案したのは、
やはり、今井寿であったらしい。

今井寿は、WEBサイトやファンクラブ【FISH TANK】のリクエストであがる楽曲を、
出来るだけ、この【THE DAY IN QUESTION】に反映させたいと考えていたが、
そうすると、どうしても一日では納まりきらないセットリストになったそうで、
会場設営の演出スタッフ、音響スタッフも巻き込んで、
2日間は、全くの別メニューのセットリストで演りたい主張したという話である。

これが実現してしまうのが、BUCK-TICKファミリーの素晴らしい所で、
当然異なる楽曲のステージ演出や音響調整、また衣装、機材など、
自分の妄想を実現する段になって、はじめて、

「これは、大変なことになった」

と今井寿自身も感じたと、後日語っている。

しかし、到底、前言を撤回出来るハズもなく、
BUCK-TICKメンバーも、全力を込めてこの【THE DAY IN QUESTION】に臨む事になる。


それ程までに、2DAYSの全編別メニューの大仕事を成功させたいという願いが、
この年のスペシャル・ライヴ【THE DAY IN QUESTION】に、
特別の意味を持たせたと言って過言ではないであろう。

兎に角、ビッグ・イヴェントと化した
2003年の【THE DAY IN QUESTION】。

この2日間で全40曲、そのウチ2日間とも演奏している楽曲は、
「LIMBO」、「Mona Lisa」、「パラダイス」、「Baby,I want you.」
そして、新シングル収録の「幻想の花」、「ノクターン - RAIN SONG -」の6曲のみであり、
全49曲中34曲を別メニューで披露した形となる。

櫻井敦司のMCでも、語っていた通り、

「今回は衣装もバラバラなら、曲のバラバラ」

とBUCK-TICKという楽隊組織のスケールの大きさを感じる一大モニュメントとなった。


最期に櫻井敦司は年末の挨拶として、語る。

「今年は皆さん、どうだったでしょうか?
 来年は、もっと素晴らしい年になるように、
 頑張って行きましょう」




幻想の花
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦 / 編曲:BUCK-TICK)


幻想の花 歌っておくれ
この世界は 美しいと
それは素敵な夢だと
君は狂ったように笑う

甘い蜜 飲み干せば やがて苦しみに染まる
花を…花を敷き詰めて


幻想の花 歌っておくれ
この世界は 美しいと
それは素敵な夢だと
君は狂ったように笑う

甘い蜜 飲み干せば やがて苦しみに染まる
花を…花を敷き詰めて

あなたはとても綺麗な 花びらを千切る
真実に触れた指に 朝日が突き刺す

狂い咲きの命燃やす 揺れながら
あなたが咲いてる
この世界は美しいと 歌いながら
きっと咲いている

狂い咲きの命燃やす 揺れながら
あなたが咲いてる
この世界は美しいと 歌いながら
きっと咲いている


ノクターン - RAIN SONG -
 (作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿 / 編曲:BUCK-TICK)




雨が降り出すと どこからか降りて来て
今夜も秘密のドアを叩く

まるで影の移動 気付いたらそこにいて
僕を隠れ家から 誘い出す

光よりも早いスピードで
衝動はどこへも連れてく


閉じ始めた情熱 雨が降る僕の中
傘をささない君 佇む

夜がはみ出して 惑星が 裏返る
君は夕暮れに 沈む 炎

僕は雨に 這いずる銀色
濡れた迷路で 探してる


Palala…

降り続ける 雨はカミソリ
キリギリスの唄が 震える

Palala…
Palala…

この世でただ一つだけ 光を超えるスピードで
想いは夜 駆け巡る 自由に夜 駆け巡る


【ROMANCE】