「踊りましょう 手を繋いで 目を閉じて ああ」
「ASYLUM GARDEN」が終わると星野英彦が、赤い液体を口にしている。
これは、「9 Flussigkeit(液体)」にリンクしているのだろうか?
樋口「見てました」
星野「黒」
ヤガミ「見てないです」
今井「はい」
櫻井「さっき見ました」
今井寿のCHAOSが奏でられる。
いつしかライヴでの定番と化した「CHAOS~キラメキの中で...」。
ダークサイドへの呼び水がこのCHAOS。
この映像『ONE LIFE,ONE DEATH CUT UP』では正式にこのCHAOSがタイトルに加えられた。
星野「教えられない」
樋口「飛ぶもの」
星野「赤」
櫻井「ええ」
ヤガミ「秘密です」
今井「あと一ヶ月」
櫻井「ベッド」
そして断片的なコメントが続く「die vernehmung」。
WOWWOW放送限定のヴィデオ『ONE LIFE,ONE DEATH CUT UP PROTOTYPE』では、
もう少し内容がまとめられていて、どういう質問にメンバーが応えているのか?
察しがつきやすい。
樋口「どうだろ…今回のツアーの中では一番良かったかな…」
ヤガミ「最近のそういうライブでは、良くできたかな…っていうか…」
星野「気持ちよかった…かな…」
今井「普通」
櫻井「もうグチャグチャでした」
ヤガミ「考えてるっていうよりは、あの…いかに他のアンサンブルの音に反応するかとか」
星野「無」
今井「何にも考えないてない…のが…いい」
櫻井「ええ。いろんな意味で酔っている時です」
ヤガミ「ドラム、好きです」
樋口「他人に囲まれている時かな」
星野「気持ちいい事」
今井「なまける」
櫻井「ベッド」
ヤガミ「嫌いなタイプの人間と会話をすることですかね?」
樋口「一人の時」
星野「気持ち悪い事」
今井「あわてる」
櫻井「笑」
ヤガミ「秘密です」
星野「周りの人でしょう」
今井「基地」
櫻井「この喉と声」
ヤガミ「結構なくなっちゃったら、結構やばいですね」
樋口「楽しい事」
星野「手段」
今井「ルーツ」
櫻井「唯一、その…何か…モガイテますっていうのが、表現できる居場所ですね」
今井「イニシャル」
星野「宇宙じゃないですか?」
樋口「塊」
樋口「運命共同体っていうか…、偶然やっていることが音楽だったというだけで…」
今井「取り合えず続きます」
櫻井「いや、先のことは全然考えてないし、わからないんで、自分でも、あの楽しみにしてます、何があっても…」
この「die vernehmung」から大作「キラメキの中で...」が始まる。
櫻井敦司が舞う。今井寿のCHAOSの誘いに導かれて…
ゆらゆらと蝶のように舞う。
CHAOS混沌の中で、舞う。
20世紀最後のパフォーマンスを、この日本武道館で、死の舞。
“キラメキ”という“死”
“die”という“絶頂”
“ドレス”を着た“絶望”
自らの“ケロイド”を化粧で隠して、幽玄に舞う、死の舞。
君が笑う 「きれいだね」
僕は笑う 「楽しいね」
櫻井敦司は今一度問う
「ぼくは~~~~、だれだ~~~~」
日本武道館がまさに混沌の中に包みこまれていく。
キラメキの中で...
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿 / 編曲:BUCK-TICK)
もう少しだ・・・もう少しでキラメキになる
誰も彼もがキラメキになる
逃れられないキラメキが来る
君のためにも 僕のためにも きっと楽になれるでしょう?
Woo 愛の歌よ
叫び声 耳を裂いた 何かが今 ああ
踊りましょう 手を繋いで 目を閉じて ああ
ベッドの中の 怯えた僕は誰だい?
化粧のとれた 裸の僕は誰だい?
