「瞼を焦がしたなら光のシャワーの中へ... 」
『期間限定ピカピカ天王洲ライヴ』テレビ東京系列にて、
2000年10月1日放映の回にBUCK-TICKは出演。
往年のヒットナンバー「惡の華」に続き、最新シングル「GLAMOROUS」をパフォーマンス。
ことにこの「GLAMOROUS」は不思議な楽曲でもある。
ヴィジュアル・ロック代名詞的な「惡の華」と並べても違和感を感じない。
難しいが、ナルシステックな部分が、どうも先祖帰りしている気もしてくる。
そんなノスタルジックにすらさせる楽曲で、昔からBUCK-TICKに何度もプレイされているような、
そんな錯覚までしてしまうのだ。
そう、いつか、どこかで、聴いたような…。
そんなマドロミの中で、しっかりと今現代に我々を取り戻し、
覚醒させるかのような、“デジタル”な雰囲気をも含む誠に不可思議な楽曲である。
ドラッキーなリスキーなイメージは、「スピード」「キャンディ」「ヒロイン」と、
時代時代でのバンドの勢いを示す先行シングルから踏襲している。
「JUST ONE MORE KISS」でのキラメキも瑞所に散りばめられるシングルの集大成だ。
そして、スタジオ・ライヴ映像では、当時と変わらない五角形のフォーメーションで、
キャッチーで、メロディアスで、激しく、そしてやがて優しい、この「GLAMOROUS」。
メディア露出も一気の増えたBUCK-TICKでは、御馴染となった
ブランド柄シャツに皮パン姿のヴォーカリスト櫻井敦司は、ヴィデオ・クリップのようにサングラス着用。
ゆるいネクタイが不良学生みたいな今井寿と赤の皮パンの星野英彦。
激しくドライヴするヤガミトールに、跳ねるような躍動感の樋口“U-TA”豊のリズム隊。
ベテラン・バンドとしての余裕と新たなる“音楽”への欲望を剥き出しにして、
僕らを“水の中のベット”へ誘う。
彼等と一緒に突き進む“先”には、一体何が待ち受けているのか?
不安と供に湧き起る“期待”が我々を“死”の魅力で誘うのかも知れない。
“光のシャワーの中へ”
でも、行かずには居られないはず…。
アルバム『ONE LIFE,ONE DEATH』リリース翌日からスタートする
ホールクラスをまわる【PHANTOM TOUR】では全国8箇所。
9月21日 市川市文化会館
9月27日 大宮ソニックシティ
9月30日 栃木県総合文化センター
10月3日 群馬音楽センター
10月5日 熊本県立劇場演劇ホール
10月7日 静岡市民文化会館
10月9日 高松市民会館
10月11日 広島アステールプラザ大ホール
続くライヴ・ハウス・サーキットの【OTHER PHANTOM TOUR】が全国7箇所。
10月15日 Zepp SENDAI
10月17日 サッポロファクトリーホール
10月19日 新潟フェイズ
間の10月21日 FC限定 LIVE【FISH TANKER ONLY】の渋谷公会堂公演を挟み、
(※今井寿のバースデー・スペシャル・ライヴとなった!)
10月25日 名古屋ダイヤモンドホール
10月27日 UMEDA HEAT BEAT
10月29日 Zepp FUKUOKA
11月3日 赤坂BLITZ
とPIGとの競演【Energy Void TOUR】で鍛えたパフォーマンスを繰り広げる。
そして、決め手は、12月13日よりスタートの 【TOUR ONE LIFE,ONE DEATH】。
12月13日 大阪厚生年金会館ホール
12月16日 名古屋センチュリーホール
20世紀最後のステージは12月29日の日本武道館公演。
まさに、ファン達へのBUCK-TICKの“愛”が漲る2000年の暮となった。
GLAMOROUS
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿 / 編曲:BUCK-TICK)
