1998年 8月25日 放映のTVK音楽情報番組『ミュージッククリーク』に、
櫻井敦司、ヤガミトールの2名にて出演時の映像。
8月12日には【SEXTREAM LINER TOUR】(日本武道館での5月8日、5月9日分)の模様を収録した
ライヴヴィデオが『SWEET STRANGE LIVE FILM』としてリリースされた。
オリコン初登場6位。
この日の番組司会は、BUCK-TICKの同期デビューのロック・スカ・バンド、
レピッシュ(LÄ-PPISCH)のMAGUMI(ヴォーカル・トランペット) と
今泉泰幸(SKIP COWSヴォーカル)が担当している。
レピッシュは、1987年メジャーデビュー。
旧所属事務所はキティやDB MUSIC、
契約レコード会社はビクターエンタテインメント(SPEEDSTAR RECORDS)、
ユニバーサルミュージック、BELO RECORDSなどを渡り歩いた。
デビューシングル『パヤパヤ』はトヨタ・スターレットの、
『RINJIN』はビクター・CDラジカセ「CDioss」とそれぞれCMソングとして使用されているので、
同時代のバンドブームに活動していた為、BUCK-TICKと同類項の活動がある。
また、元メンバーのキーボーディスト上田現は、
元ちとせの大ヒットシングル「ワダツミの木」の作詞・作曲・編曲を手掛けた。
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO にて活動再開。
上田現も参加する予定だったが「腰痛」を理由に不参加となった。
しかし、腰痛と公表はしていたものの、実際には上田現はこの時点でガンの闘病中であり、
翌年の2008年3月9日に逝去した。47歳没。
ガンに侵されていた事実は、没後、所属事務所から公表された。
この上田現の追悼トリビュート・アルバム『Sirius~Tribute to UEDA GEN 』が、
2008年9月24日にリリースされ、BUCK-TICKも「ハーメルン」で参加している。
「ハーメルン」はレピッシュ5枚目のシングルで上田現葬儀において、
レピッシュのメンバーが演奏した楽曲でもある。
BUCK-TICKヴァージョンは歌詞がオリジナルと一部異なっている。
さすがに、親交深いMAGUMIが司会とあって、
硬いイメージだった前回出演時とは違い、始終笑顔の櫻井敦司であるが、
ライヴ・ツアー開始前と、ライヴ・ツアー終了後の雰囲気の違いかも知れない。
トークを聞いているとMAGUMIとの関係が本当に良いのだなと感じる映像で、
櫻井敦司の車やカラオケのネタ、また、アニイが来ると年上なのでホッとするなど、
当時のバンドブームからのつき合いの深さを感じる。
MAGUMI自身もBUCK-TICKのメンバーがゲストで本当に嬉しそうだ。
おそらくお互い若い頃のつき合いは、様々にことがあったのだろう。
そういう意味でも、トリビュート・アルバム『Sirius~Tribute to UEDA GEN 』に収録される
「ハーメルン」も感慨深い楽曲となっている。
2005年にリリースされたコンセプト・ゴシック・アルバム『十三階は月光』に収録されても、
おかしくないノスタルジック・ゴス作品に仕上がっている。
「ねぇ…あの歌を…歌ってよ…」


