1991年6月5日シングル「M・A・D」をリリース。オリコン初登場第4位。
ビデオシングルとしても発売。オリコン初登場第1位。
アルバム『狂った太陽』からの最初のシングル・カット楽曲となる。
シングル版はタイトル表記が「M・A・D」と変更され、ミックスも異なり、イントロが削除されている。
また、楽曲の最後の台詞がカットされている。
ストーカーのような偏執的な愛情をテーマにしている。
小気味良い8ビートに小刻みのシンセ音が乗り、
そのうえにアニメソングのような旋律が覆う。
この揺れる感覚にさせられるのがこの「M・A・D」の特徴だろう。
秀逸なヴィデオ・クリップはこの“狂気”をうまく表現している。
病室のベットでもがき髪を振り乱す櫻井敦司。
フラッシュし、浮かびあがるメンバーの姿。
まるで、ドラッグ・ヴィデオを見ているようだ。
いつのまにか櫻井は拘束衣を着させられ、包帯を巻かれ・・・。
これは、暗い病室で独りうな垂れる櫻井の悪夢だろうか?
「赤い海の底で溺れる夢を見る」のだ。
M・A・D
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿 / 編曲:BUCK-TICK)
僕は狂っていた ひざをかかえながら
傷をなめていた 汁を垂らしながら
逃げ出すサイレンの渦 こうして生きてゆくのか
僕は狂っている 舌を溶かしながら
赤い海の底で溺れる夢を見る
想い出す優しさだけを そうして眠りにつくよ
アスファルトを抱いて 熱にうなされている
僕を破裂させてくれ
僕は狂っていた もう二度と会えない
全て狂っていたどうって事無いサ
逃げ出すサイレンの渦 想い出す優しさだけを
子守歌の中で聞いた あなたの鼓動
僕を狂わせてくれ
ああ ただ星が綺麗だね 僕はお前にはなれない
ああ 輝きが消えてゆく もうすぐ太陽の破片
アスファルトを抱いて 熱にうなされている
僕を破裂させてくれ
子守歌の中で聞いた あなたの鼓動
僕を狂わせてくれ
ああ ただ星が綺麗だね 僕はお前にはなれない
ああ 輝きが消えてゆく もうすぐ太陽の破片
ああ ただ星が綺麗だね 僕はお前にはなれない
ああ 輝きが消えてゆく もうすぐ太陽の破片
僕は狂っていた もう二度と会えない
全て狂っていた どうって事ないサ
