1990年は、アルバム『悪の華』『HURRY UP MODE(1990MIX)』と
立て続けにバンド始まって以来最高のヒットを獲得した。
ヴィデオ・クリップ集『悪の華』もリリースし、独自の世界観をイメージ付けた。
その後もBUCK-TICKは精力的に【悪の華ツアー】を続行する。



4月3日 岐阜市民会館
4月4日 四日市市文化会館
4月6日 市川市文化会館
4月10日 新潟県民会館
4月12日 長野県県民文化館
4月13日 石川厚生年金会館
4月17日 郡山市民文化センター
4月19日 宮城県民会館
4月20日 岩手県民会館
4月22日 青森市文化会館
4月27日 北海道厚生年金会館
4月28日 帯広市民文化ホール
5月4日 徳島市文化会館
5月5日 広島郵便貯金会館
5月7日 松山市民会館
5月8日 高知県民文化ホール
5月9日 倉敷市民会館
5月11日 香川県県民ホール
5月13日 島根県会館
5月15日 静岡市文化会館
5月21日 桐生市産業文化会館
5月24日25日 横浜アリーナ
5月28日 新潟県民会館
5月31日 平市民会館
6月1日 茨城県民文化センター
6月4日 山梨県民文化会館
6月7日 熊本県立劇場ホール
6月9日 福岡サンパレス
6月11日 宮城市民会館
6月12日 鹿児島市民文化ホール
6月14日 長崎市公会堂
6月18日 那覇市民会館
6月22日 浦和市文化センター
6月25日 群馬音楽センター

そして、8月2日、8月5日と彼等単独としては珍しい野外ライヴ
【A MID SUMMER NIGHT'S DREAM】を敢行。
西武球場・大阪駅西コンテナヤードの2箇所で開催。
余裕のパフォーマンスで迫力のステージ・アクションを披露する。
このライヴは【悪の華ツアー】の集大成といえる。
名古屋では、久々に今井寿は、結成当初のように髪を逆立てて登場。
まさに「真夏の夜の夢」のようであった。


「念願のツアーが始まるわけですが…、この時はもう、余裕のスケジュールです(笑)。
そのぶん、ツアーも面白くなりました。
この年のツアーから、すごく酒飲むようになったんですよ。
ライヴが終わって必ず飲みにいってね。
ツアーの面白さ、楽しみ方がだんだんわかってきたんでしょう。
この年は本当にライヴ・オンリーで、やりたい事ができたなって思います。
明けても暮れてもライヴ。アリーナ・ツアーも面白かった。
大きな会場ならではの大がかりなセットでやれたり、余裕もあったし、動員も良かった。
充実したステージだったんです」
(樋口“U-TA”豊)



7月21日スペシャル・アルバム『Symphonic Buck-Tick in Berlin』を発売。
過去に発表されたBUCK-TICKの曲の中からメンバーが選曲。
4人の編曲者(上野耕路氏、千住明氏など)がオーケストラ用にアレンジ。
演奏はベルリン室内管弦楽団が中心に行なっている企画盤である。



曲作り兼オフの1ヶ月を経てバンドはいよいよBTの革命的な作品に取り掛かる。
9月20日よりBUCK-TICKは『狂った太陽』レコーディングをスタートする。