アルバム『HURRY UP MODE』を聴きこむと、
『悪の華』時代のアート性と同時に、
触るとそれだけで切れてしまうナイフのような若々しいさ、
そして、BTソング永劫の流れるキャッチーなメロディーが
いかに、このバンドの特性として機能していたかを思い知る。
ビート・パンクからニュー・ウェイヴへの流れを経た
ブリティッシュ・ロックの経緯を思わせるほどだ。
そう新たなテイスト。
テクノ・ポップやゴシック・ロックといった
行程を経ることで、この「HURRY UP MODE」は
この少し大きめに挿入された今井寿のコーラスといい、
星野英彦のカッティングが放つ妖艶なリズムといい、
ヤガミトールの和太鼓を打つかのようなオカズといい、
本当に毒っ気たっぷりのビート・ロックであったと再確認出来るだ。
映像は『ミュージック・ステーション』出演時のもの。
ラストで絵画のようにフリーズする櫻井敦司が美しい。
かつてこれほどまでに絵になる日本人ヴォーカリストが存在したであろうか?
HURRY UP MODE
(作詞・作曲:HISASHI / 編曲:BUCK-TICK)
NIGHTLESS BABYLON Media をはおり
NIGHTLESS BABYLON Safety zone へ逃げこんで
NIGHTLESS BABYLON General 気取り
NIGHTLESS BABYLON Abnormal かもし出す
Lost in the night
Out on the street
Lost in the night
Out on the street
NIGHTLESS BABYLON Pleasure さがし
NIGHTLESS BABYLON Top mode をかきわける
NIGHTLESS BABYLON Slang とばし
NIGHTLESS BABYLON Laughing voice まきちらす
Lost in the night
Out on the street
Lost in the night
Out on the street
あざやかすぎたのは 無数の JEALOUSY
つかみそこねたのは つかのまの MERRY
ネオンをかくせ いろとる SILHOUETTES
わかっているさ "HURRY UP MODE"
あざやかすぎたのは 無数の JEALOUSY
つかみそこねたのは つかのまの MERRY
ネオンをかくせ いろとる SILHOUETTES
わかっているさ "HURRY UP MODE"
