復活したBUCK-TICKは、それまで以前はTV出演と言ってもほぼ演奏中心で、
演奏前に、ちょっとした受け答えに返答程度であった。
映像は80年代のバンド・ブーム・シーンを同時期に駆け抜けた爆風スランプの番組に出演した時の
パフォーマンスであるが、ゲストとして出演しトークに及んでいる。
内容はこの二つのバンドの表記が似ているなどたわいない内容であったが(失礼!)
ほぼ質問への返答(しかもメンバーは皆、無口。特に今井、星野はほぼ話さないのが定例)
に始終していたことを考えると、この時期に初めてTVというメディアで自己主張し始めたと言える。
と言ってもわずかな口数ではあった。
櫻井敦司は、このパフォーマンスで一部歌詞を忘れてしまっているが、
この時期のこのタイプの番組で口パクではないことの証明にはなった。
後年、この口パクにてメディア・サイドとトラブルに発展したこともあったようだ。
それは置いておいても、熱いパフォーマンスと楽曲の良さで、
飛んでしまった歌詞もロックのインプロビゼーションとして印象的に処理されている。
悪の華
作詞:桜井敦司/作曲:今井寿/編曲:BUCK-TICK
遊びはここで 終わりにしようぜ
息の根止めて Breaking down
その手を貸せよ 全て捨てるのさ
狂ったピエロ Bad Blood
夢見たはずが ブザマを見るのさ
熟れた欲望 Fallin' down
サヨナラだけが 全てだなんて
狂ったピエロ Bad Blood
燃える血を忘れた訳じゃない
甘いぬくもり が目にしみただけ
Lonely days
あふれる太陽 蒼い孤独を手に入れた Blind-Blue-Boy
燃える血を忘れた訳じゃない
甘いぬくもりが 目にしみただけ
指の隙間で この世界がまわる
熱くキラメク ナイフ胸に抱きしめ
Lonely days
あふれる太陽 蒼い孤独を手に入れた Blind-Blue-Boy
Lonely nights
凍える夜に叫び続ける 狂いだせ Blind-Blue-Boy
Lonely days
あふれる太陽 蒼い孤独をたたきつぶせ Blue-Boy
Lonely nights
凍える夜に叫び続ける 狂いだした Blue-Boy
