8月8日(木)16時43分、宮崎県沖の日向灘でマグニチュード(M)7.1の地震が起こった。

 

緊急地震速報(エリアメール)で夕方携帯が鳴り出したものだから、揺れは感じるかと思ったが、山口市の私の課室では何も感じず。震源も日向灘だからだいぶ遠くじゃんと思っていた。

 

しかし、後に気象庁が初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。巨大地震の発生に備え、注意が呼びかけられた。ついに来るのか…

 

【南海トラフ地震】

南海トラフは、約100年~200年ごとに発生。過去14回起きている。次回に起こる南海トラフ地震は、東北地方から九州地方にかけて最大震度7の強い揺れになると2013年に予想されている。また、関東地方から九州地方の太平洋海岸の広い地域では、津波の高さが10mを超える予想がされている。死者数は32.3万人、被災地の地域では169兆円を超える被害額を試算しる。

 

怖いのはこれから来るかもしれない地震だ。今回はそれほど被害がなかったが、次の地震が来るときの震度と場所が問題だ。

 

南海トラフ地震について/長野県

(出典:南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応(内閣府「防災情報のページ」)

 

予想が難しい地震ではあるが、明らかになりつつあることもある。それが「ゆっくりすべり」だ。

 

【ゆっくりすべり】

通常の地震と比べて放出するエネルギーは極めて小さいが、ひずみを近隣の領域に与える。そのため大地震を引き起こす可能性が指摘されている。過去の大地震の前にスロー地震が観測された例も少なくない。11年3月に発生した東日本大震災でも、発生の約1カ月前に震源周辺でゆっくりすべりが起き、その後大きな地震が発生した。

 

今回の日向灘で地震が発生した直後の17時ごろから、三重県や愛知県の地下で「ゆっくりすべり」が発生したことがわかった。

 

1週間注意せよと国から言われているが、いつ地震が来るのか分からないのだから、防災グッズを揃えたり、確認したり、ハザードマップをチェックしたりが必要だろう。

 

県職員は休日も特別警戒態勢で当番を決めた。私も休日返上だ。

 

 

参考サイト

どんな意味?南海トラフ「巨大地震注意」 注意が必要な範囲は? 万一の備えのチェックリストも確認して:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

南海トラフ地震はいつ来る?【危ない県ランキングTOP10】 | 蓄電池・リフォームのことならリノベステーション (renove-station.com)

微弱な「スロー地震」、東海で観測 日向灘地震の直後 - 日本経済新聞 (nikkei.com)