この前、ある女性とデートに出かけた。

 

その女性は職場で出会った60代の臨時職員。もともと美人と思っていて、興味のあった私が今年の3月に思い切って話しかけたのがきっかけ。それ以来、話していくうちに、落ち着いていて上品で、その物腰の柔らかさにどんどん心惹かれていった。


そしてSNSでメールし合っていくうちにとんとん拍子で決まった初デート。行先は福岡県の美術館などだ。実は訪れる街は私にとって第2のふるさと。得意な街で彼女をメロメロにさせてやんぜ!w

  

60代健常者女性と30代障害者男性の異色カップルだ。

 

朝、駅の新幹線口で待っていたら、黒のノースリーブ・赤のシャイニープリーツスカート・紺のハット・鮮やかな赤カバンのコーデで彼女が現れた。そのセクシーさにドッキドキ! 💓


美術館に行くのは彼女からのリクエスト。今までにたくさんの美術館を訪れたらしい。今回の美術館の展覧会は、開館50周年記念ということで、美術館のコレクション収集のあゆみを振り返るものだった。

 

 

鑑賞が終わって、館内で昼食。物知りな彼女の話が面白くて引き込まれ、話が弾んだ。ついつい長居し過ぎてバスに乗り遅れたほど。今まで行った色々な所の話だったが、改めて気づいたのは、1人で海外旅行をするくらいだから非常に冒険心が強い。私も割と冒険心はある方だが、私の冒険心なんて彼女と比べたらちっぽけなもの…

 

美術館を出ようとするときに、私は彼女に手を差し出した。彼女はその手を握りながら、何で私のこと好きなの?と尋ねる。私は、前からきれいと想っていたからと答える。年齢なんて私には関係ない。

 

その後、小説家の記念館や城・庭園を見た後、デパートの喫茶店に寄って、駅へ向かって恋バナをしながら歩いた。その間、ずーっと手をつないでいた。今日の最後の最後まで彼女の手を握っていたい!

 

新幹線を降りて、プラットホームに人がいなくなるのを見計らって聞いてみる。「キスしてもいいですか?」

 

彼女はいいよ、と言ってすぐに唇にキスしてくれた。そして私はギュッとハグ。1回のバードキスになってしまったけど、よっし、次はプレッシャーキスに挑戦だ!

 

女性が、他県に行ってデートしてくれたことも、1日中私に付き合ってくれたことも、手をつないでくれたことも、そしてキスしてくれたことも初めてだった。たくさんの初めてを経験できたのも、彼女と私のフィーリングがすごく合っていたから。たくさんのことに興味・関心があり、冒険心に満ち溢れ、相手の話や行動にしっかり反応し、約束を守るのは典型的な私好みのタイプ。お互いに心惹かれ合うのも感じた。

 

この日で彼女は、私の好きな女性の中でも断トツで1番に(あ、私の方がメロメロだ…)。結婚相手に彼女と同じような魅力を持った人が見つけられるかどうか自信がない。

日本晴れの懐かしの街で、大好きな彼女と2人切りで過ごせたこの日の初デートを、私は決して決して忘れない。