『気仙沼線BRTのお話その32』
・柳津で休む津谷配置の2288、この車両は回送でここまでやって来るのですが、何処から回送されてくるのかが特徴的な運用です。
土曜更新の通常ブログは雑談の時間、今回も気仙沼線BRTの運用についてお話していきます。津谷営業所平日運用の3回目は下り担当が早い順でみた5台目~7台目のお話
5台目は志津川始発の2本目、そこから柳津を約2往復する中々に長い運用となります。
・朝の志津川で出発を待つ1913K、志津川の回送送り込みは大体15分前着になるので前ダイヤのように待機場で車両が並ぶかは運次第となりました。
津谷出庫後に本吉から専用道に入り、陸前小泉から快速志津川行3904Kとして運用を始めます。志津川での折返しはダイヤ改正前の7分から16分に延びていて、余裕のある折返し時間となりました。
・大谷海岸に到着した1913K、本吉だと7:40着、陸前階上は8:02と朝の通学時間帯に走行するため車内も混雑しています。
朝の志津川始発はダイヤ改正前と変わらず3本ですが設定時間が変更されています。志津川始発の2本目は1911Kから1913Kに変わり、時刻も20分ほど繰り下げられています。そのためダイヤ改正後もほぼ同時刻で設定される陸前戸倉始発が先行するようになっています。
・本吉を出発する1928K、お昼の時間帯を走行する便ではありますが、撮影日はテスト期間中だったのか帰宅する学生で混雑していました。
1913K担当後に一度気仙沼営業所へと入庫し、11時台の柳津行1928Kに入ります。ダイヤ改正で気仙沼発上りラッシュ後の午前中は1時間に1本になっていて、1928Kは本吉以遠だと前を走る1924Kと2時間の間隔が開いています。
柳津からの折返しは1941Kで柳津での折返し時間は30分、前谷地回送とかも含めて4時間以上待機になる運用もある中で短めの折返し時間となっています。
・志津川に到着した1928K、志津川周辺では高低差のある南三陸町役場・病院前と志津川、志津川中央団地の一駅間で乗車する地元の方も良く見かけ、町内移動の足としてもBRTは利用されています。
柳津2往復目は1958Kからで、これはダイヤ改正前気仙沼が担当していた流れ、折返しは1969Kでダイヤ改正で誕生した柳津発本吉行で運用を終えます。
朝の柳津ー気仙沼を通しで走る上り初便と下り終便は柳津ー本吉に短縮され、上り初便は変わらず気仙沼が担当していますが、下り終便は津谷が担当する形に変わっています。
志津川始発の3本目で下り担当6本目となるこの運用はかなり変則的な1往復運用、ダイヤ改正による時刻変更の影響を大きく受けている運用の一つで、津谷の運用数を増やす要因となっています。
・志津川に回送で到着後所定の待機場に入った津谷配置車両、奥には1本前の1913Kが気仙沼に向けて出発していきます。志津川回送着は7:00頃
朝の志津川始発3本目の1915K、ダイヤ改正で時刻が25分ほど繰り下げられていて、時刻が次の1917Kまで15分間隔のパターン化されています。気仙沼到着後は気仙沼営業所で待機となります。
・気仙沼の乗り場へとやって来る1936K、午後の前谷地行2本目にあたり、このあと前谷地行は14時・16時台と続きます。
折返しとなる1936Kはお昼過ぎの前谷地行、時刻的にはダイヤ改正前に設定されていた1934Kとほぼ同じ、そしてその時は佐沼の入庫運用でそれが津谷変わってもそのままとなっています。
・こちらは本吉停車中の1936K、津谷の入庫運用では本吉行や志津川行、また気仙沼から直接回送等のパターンがありますが、前谷地行で終わるパターンはこの運用のみです。
前谷地に到着した1936Kはそこで運用終了、そのまま津谷営業所へと回送されます。これは他の運用からの消去法として出した結論で、運用調査時は1957Kに流れるのが時間的に厳しいものの自然なものという考えがありました。
そしてその1957Kを担当するのが平日の津谷出庫最後となるこの運用、夕方から1往復する運用となっています。
・柳津へと回送されて来る津谷配置車両、この道を回送で柳津方向に走るのは佐沼では普通の光景ですが、津谷となるとこの便のみとなります。
夕方から始まるこの運用は津谷営業所から本吉を経由して柳津へと直接回送される形でスタートします。1936Kまでと1957Kからで車両を交換するような形になっていて、この結果津谷は運用1増の7運用になっています。
佐沼では自動運転時の運用や車両不足時に社用車で営業所と柳津の間を行き来することで車両を変えずに乗務員を交代するパターンがありますが、こちらは車両ごと変えてしまう形を取っています。
・気仙沼に到着した1957K、カラクリを知らずに気仙沼側で運用を調べていると朝から見てて動いてなかったはずの車両が突然現れる、今回のダイヤでは目立つ回送が多い印象があります。
1957Kを担当した後は1時間ほどの折返し時間で志津川行1964Kとなります。平日の本吉以遠における回送は本吉→志津川2本、本吉→陸前小泉1本、本吉→柳津1本、前谷地→本吉1本、志津川→本吉2本となっていて、長距離を移動する回送が増えています。
※2023/3に行われたダイヤ改正後の運用を元に調べていて調査日から2023/5以降の自動運転車両が運行していない場合の運用になります。実際に乗車してのものでイレギュラーなパターンもあるので参考程度と考えて頂けると良いかなと思います。また運用に付けている番号は便宜的に付けたもので公式のものではありません。
・朝の1901Kが南気仙沼に到着するところ、空の色合いが良くて載せたかった写真、車両は2221で気仙沼の車両ですが、安定の代走です。
代走の写真を載せたので付け加えておくと代走というか気仙沼・津谷間の貸出は珍しいものではありません。私が最近見たのは津谷の運用に2221が、気仙沼の運用に2215が、そして津谷営には気仙沼の2282がという入れ替わり過ぎて何が何やらというのがあって、2215は前日は津谷運用で稼働していたので何らかの要因で2282と入れ替わった結果かなと
さて津谷の平日7運用を紹介し終えましたので気仙沼の時のように一覧でみていきましょう
運用は何度かお伝えしている通り1増の7運用、2218の津谷転属によって増加分の対応をしている他、代走も従来津谷が気仙沼に貸し出すパターンが多かったのが気仙沼が津谷に貸し出すパターンが多くなっています。
担当で見ると本吉行が赤岩港経由6本(-3)、気仙沼市立病院経由2本(+2)、志津川行1本、快速の志津川行1本、柳津行3本(+1)、前谷地行1本で気仙沼市立病院経由は2往復担当しています。()内はダイヤ改正前との増減です。
余談になるんですけど回送が多いという話をする時に回送も含めた走行距離の増減がどれくらいになるかを出したら運用を見てて思う?が消えるのかもとざっくり出そうしたんですけど平日を途中まで計算したところで断念しました。時間のある方は是非…
・・気仙沼線BRTの小話その6・・
・・最近の話題2点・・
・3198の登場
突如として現れたこの車両、最近登録されたようでナンバーは3198、最初ナンバーをみた時は新車?と思いましたが…
ですがどうも新車にしては…という感じで車内に入ったところで少なくとも最近のものではないと、あとは自動運転車のパターンでただ営業ナンバー登録されてなかった車両がいたのでは?とかも考えられたのですが
リアの感じとか…車内とか
これは再登録でナンバーが変わった車両と見て間違いないかという結論になりました。そうなるとリアの感じから元は2912だろうと、これで見当違いだったらそれも面白いですけどね。
ナンバーを変更した経緯に関しては一つ思い当たるところがありますが、これについては確証がないので触れないでおきます。
・気仙沼営業所回送経路変更
今までの気仙沼ー気仙沼営業所の回送は化粧坂・気仙沼市役所を経由する少し遠回りな経路を取っていましたが、気仙沼駅から化粧坂交差点を右折、大川沿いを走行するルートへと変更されています。
大川沿いを走る回送、新たにルートとなった気仙沼唐桑線の化粧坂道路改良工事が今年の2月に完成しているためそれに伴う変更と思いますが、正確にいつから変更されたかは不明です。またこれが一時的な変更なのか普通になるかは不明です。
本町橋と大川、そしてBRT、BRTは交差点を右折して気仙沼駅へと向かいます。左の本町橋を渡ると不動の沢駅方面、化粧坂からこの橋を渡る道は仙台行の高速バスの経路になっています。
~来週の更新予定~
12/04(月)
12/05(火)
12/06(水)
12/07(木)
12/08(金)…秋旅2022
12/09(土)
12/10(日)…通常ブログ